【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】親御さんが実践すべき幼児の虫歯予防
- 2023年8月5日
- 虫歯予防
ある程度成長した子どもは、親御さんの言いつけを守りながら、自身で歯磨きをしたり、甘い食べ物の摂取を控えたりすることができます。
しかし、赤ちゃんは自分自身で虫歯予防をすることができず、親御さんの行動がとても大事になってきます。
今回は、親御さんが実践すべき幼児の虫歯予防について解説します。
寝かしつけ授乳をやめる
生後1歳~1歳6ヶ月頃の幼児は、エネルギーの大部分を母乳または育児用ミルク以外の食べ物から摂取できる離乳期に入ります。
また、親御さんは、このような離乳期を過ぎた幼児に対して、寝かしつけのための授乳を行うのを早めにやめるべきです。
母乳やミルクの成分が歯の表面についたまま眠ることは、幼児の虫歯の原因になります。
睡眠中はあまり唾液が出ず、口内をキレイにする自浄作用もほとんど期待できないため、歯磨きの後眠るまでは、何も口に入れないことが望ましいです。
食べ物を冷ますときに息を吹きかけない
幼児に食事を食べさせる際、冷ますためにフーフーと息を吹きかける親御さんは多いかと思いますが、こちらは予防歯科の観点でいうと、あまり良い行動ではありません。
口から息を吹きかける際、幼児に飛沫が飛んでしまい、虫歯菌が移ってしまう可能性があります。
そのため、多少手間はかかりますが、食事を冷ますときには、うちわで仰いだり、冷水で食器の周りから冷やしたりして、別の方法で冷ますようにしましょう。
もちろん、ある程度冷めたものを食べ与えるために、親御さんが食べかけのものを食べさせるのもNGです。
タオルを共有しない
親御さんから幼児に虫歯菌が移ってしまう主な原因としては、スプーンやフォーク、コップといった食器を親子で共有することが挙げられます。
こちらに関しては、意識して避けているという親御さんも多いかと思いますが、より徹底的に虫歯を予防するのであれば、タオルの共有も避けるべきです。
例えば、親御さんが洗顔をしたタオルで幼児の顔などを拭いてしまうと、付着した唾液から虫歯菌が移る可能性があります。
そのため、大人用のタオル、子ども用のタオルを別々に用意しておくことが望ましいです。
まとめ
ここまで、親御さんが実践すべき幼児の虫歯予防について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
仕上げ磨きやバランスの摂れた食事、歯科クリニックでの定期検診など、基本的な虫歯予防を行っていたとしても、思わぬころから幼児の虫歯リスクは高くなります。
そのため、親御さんは細心の注意を払い、口内がキレイな状態で成長させることを心掛けなければいけません。