【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】インプラントが骨に定着しなかったらどうなる?
- 2023年10月21日
- 義歯
インプラント治療は、骨の中に人工歯根を埋め込み、その上に上部構造を作製する治療です。
通常、骨の中に埋入してから3~6ヶ月の定着期間を置きますが、インプラントが骨と結合しないと、定着せずにグラグラしたり、脱落したりすることがあります。
今回は、インプラントが骨に定着しなかったケースについて解説します。
インプラントが骨に定着しない原因
冒頭でも少し触れたように、インプラントは結合がうまくいかないと、ぐらつきが出てしまったり、細菌感染を引き起こしたりすることがあります。
また、このように定着しない主な理由としては、インプラントの位置や深さが不適切であることや、顎の骨にドリルで穴を開ける際、骨にダメージを与えてしまったことなどが挙げられます。
また、時間や費用の節約を目的に、本来複数日かけて行う治療を1日でまとめて行うことでも、定着しない可能性が高くなります。
インプラントが骨に定着しなかった場合の対処法
先ほど、インプラントが骨に定着しない主な原因として、インプラントの位置が悪いこと、ドリルで骨にダメージを与えてしまったことなどがあると言いましたが、このようなことがなくても、うまく結合しないケースがあります。
定着の度合いについては、個人の骨の再生能力に依存する場合もあるため、優秀な実績を数多く持つ歯科医師であっても、インテグレーション不良を起こすことは考えられます。
また、うまく定着しなかった場合には、一度埋め込んだ人工歯根を抜いて再度埋め直すか、より長い時間をかけて、定着を進めていくことになります。
再治療にかかる費用について
インプラントが骨に定着しなかった場合、再治療を行うことがありますが、こちらは基本的に保証の対象となります。
歯科クリニックによって違いはありますが、治療後すぐの場合は無償、数年経過しても保証期間内であれば無償に近い費用で再治療ができます。
ただし、保証を受けるには、定期メンテナンスを受けているなど、定められた条件を満たしていなければいけません。
万が一保証が受けられなかった場合、高額な治療費がかかるため、注意が必要です。
まとめ
ここまで、インプラントが骨に定着しなかった場合について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インプラント治療は、必ずしも問題なく完了するとは限りません。
また、そのときに備えて歯科クリニックでは保証が用意されているケースがほとんどですが、保証を使うという選択肢を消してしまわないよう、あらかじめ対象期間や条件は把握しておかなければいけません。