【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】主な歯周病治療の内容について
- 2024年2月6日
- 歯周病
歯茎の炎症や出血など、歯周病の症状が出ている方は、一度歯科クリニックを訪れ、治療を受けることが望ましいです。
では、歯科クリニックで行われる歯周病治療とは、果たしてどのようなものなのでしょうか?
今回は、基本的な治療の内容や目的について解説したいと思います。
プラークコントロール
歯周病治療の基本は、やはりプラークコントロールです。
こちらは、歯周病の原因となる細菌の数を可能な限り減らすというものであり、歯ブラシを使ったブラッシングの他、デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどを駆使して、物理的にプラークを除去することを指しています。
毎日のブラッシングでプラークをしっかり除去しなければ、やはり歯周病は改善されません。
また、こちらをより効果的なものにするため、歯科クリニックでは、正しいプラークコントロールの方法を習得できるまで指導してくれます。
スケーリング
スケーリングは、スケーラーと呼ばれる器具を使用し、主に歯の表面の歯石やバイオフィルムという細菌の塊を除去する処置です。
スケーラーにはさまざまな種類がありますが、主に使用されるのは手用スケーラー、超音波スケーラーです。
歯に付着したプラークは、時間が経つと硬い歯石へと変化し、こちらはブラッシングで取り除くことができません。
また、歯石は表面がザラザラしているため、より一層プラークが溜まりやすくなり、歯周病の悪化につながります。
このような負のスパイラルを断ち切るために、軽度のうちからスケーリングによって歯石を除去することが求められます。
ルートプレーニング
ルートプレーニングは、スケーリングを行う場所よりも深い歯周ポケット、歯の根の部分の歯石を除去するものです。
歯石だけでなく、細菌の毒素が浸透した歯の根の部分の表面(セメント質)も削っていきます。
ルートプレーニングの目的は、より深くの歯石を除去するというだけでなく、毒素の侵された歯の根部分も除去し、歯周病の原因を排除することです。
また、歯の根部分の表面を硬くツルツルにして、再び歯石が付着することを防止するとともに、歯茎との再付着を促し、歯周ポケットを浅くすることも目的としています。
まとめ
ここまで、主な歯周病治療の内容について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
歯周病を放置し、重度にまで悪化すると、なかなか歯茎を元の状態に戻すことは難しくなります。
そのため、少しでも歯周病とおぼしき症状が出ているのであれば、口内の問題を改善するため、正しいプラークコントロールの方法を会得するために、歯科クリニックを訪れましょう。