【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どものガミースマイルとは?
- 2024年2月23日
- 矯正
子どもの口内に見られる“ガミースマイル”とは、笑った時に歯茎が見えすぎてしまう状態のことをいいます。
具体的には、歯茎が3mm以上見えている状態を指し、こちらは放置しているとさまざまな問題を引き起こします。
今回は、子どものガミースマイルの原因やデメリット、治療法などについて解説します。
子どものガミースマイルの原因
ガミースマイルは幼少期から見られる状態であるため、親御さんの多くは遺伝が原因だと考えます。
確かに、ガミースマイルは歯や歯茎、骨格、筋肉などさまざまな要素が関係しています。
特に骨格や歯の形については、遺伝的な要素もあるため、両親がガミースマイルの場合、その子も同じような要素を持っています。
ただし、必ずしも遺伝が原因とは限らず、両親がガミースマイルでなくても、子どもの上顎骨が過剰に発達したり、歯の生えている位置が低かったりすることで発症する可能性があります。
子どものガミースマイルのデメリット
笑顔になったときの上唇の線をリップラインといい、こちらはミドルラインと呼ばれる、上の前歯がギリギリ1本見えるくらいが理想だとされています。
しかし、ガミースマイルの子どもは、リップラインがミドルラインよりもかなり上であり、歯茎が大きく露出しています。
そのため、子どもがこちらの見た目をコンプレックスに感じる可能性があります。
また、口腔内は唾液によって細菌から守られていますが、ガミースマイルの子どもは歯茎が露出しているため、外気に触れて口内が乾燥し、虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高まってしまいます。
子どものガミースマイルの治療法
子どものガミースマイルにおける治療法には、主に以下のものが挙げられます。
・マウスピース矯正
・ヘッドギア矯正
・MFT(口腔筋機能療法)
マウスピース矯正は、上の歯が下の歯に被さっている過蓋咬合が原因の場合に用いられ、ヘッドギア矯正は出っ歯が見られる場合、矯正装置で上顎を後ろ方向に引っ張り、上顎の過度な成長を抑える治療です。
また、MFTはトレーニングにより、舌や唇の位置、動きを改善する治療で、ガミースマイルの改善にも効果が期待できます。
まとめ
ここまで、子どものガミースマイルの原因やデメリット、治療法を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
ガミースマイルは、幼い頃であればチャームポイントの一つになるかもしれませんが、子どもが成長するにつれてコンプレックスになる可能性がありますし、口内環境の問題にもつながります。
そのため、親御さんは一度歯科クリニックに相談し、治療の必要性についてアドバイスをもらいましょう。