【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者・インプラント】インプラントのアクセスホールとは?
- 2024年8月15日
- 義歯
インプラントは、人工歯根とアバットメント、上部構造という3種類のパーツで構成されています。
またインプラントには治療法もいくつか存在し、スクリュー固定式のものにはアクセスホールというものがあります。
今回は、アクセスホールの概要や役割などについて解説します。
アクセスホールとは?
アクセスホールは、スクリュー固定式のインプラントに存在するネジ穴です。
インプラント治療では、人工歯である上部構造とアバットメントを固定する必要がありますが、このときにはスクリュー固定式とセメント固定式のいずれかが用いられます。
スクリュー固定式の場合、アクセスホールには上部構造をアバットメントに固定するためのスクリューが入っています。
またスクリューは専用の器具でしっかり固定され、その後アクセスホールは歯科用のプラスチックで目立たないようにカバーされます。
インプラント治療におけるアクセスホールの役割
スクリュー固定式のインプラントにおいて、アクセスホールは上部構造とアバットメントを固定する役割を担っています。
これにより、限りなくインプラントの使用感を天然歯に近づけることができます。
もしアクセスホールがなければ、インプラント全体の安定感が弱くなり、使用感が悪くなったり、ストレスにつながったりするおそれがあります。
ちなみに、アクセスホールをカバーするために用いられる歯科用プラスチックは、いつでも取り外すことが可能です。
そのため、インプラント治療後のトラブルにも迅速に対応できます。
アクセスホールで起こり得るトラブルについて
アクセスホールはスクリュー固定式のインプラントにおいて欠かせないものですが、インプラントを使用し続けると経年劣化や変色が見られることがあります。
こちらは、カバーする歯科プラスチックが水を吸いやすいことが理由です。
そのため、インプラントの噛み心地が悪くなった際には、すぐにレジンを交換しなければいけません。
またアクセスホールの治療時、しっかりと穴をカバーできていなかった場合、食べカスや細菌が内部に侵入し、虫歯や歯周病につながることも考えられます。
まとめ
スクリュー固定式のインプラントは、アクセスホールがあることにより、自然な使用感を実現しています。
一方セメント固定式のインプラントは、スクリュー固定式よりも審美性が高いですが、簡単に上部構造を取り外すことができないという欠点があります。
どちらのインプラントが良いと一概には言えないため、選択する際には必ず歯科医師にアドバイスをもらいましょう。