【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯予防】フッ素入り歯磨き粉の効果を高めるには?
- 2024年9月10日
- 虫歯予防
フッ素はエナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めてくれる成分です。
また再石灰化を促したり、虫歯菌の働きを弱めたりする作用もあり、こちらは多くの歯磨き粉で採用されています。
今回は、フッ素入り歯磨き粉の効果をより高める方法について解説します。
少量の水で1回だけすすぐ
フッ素入り歯磨き粉の効果を高めるには、ブラッシングに少量の水で1回だけ口内をすすぐようにします。
こうすることで、フッ素が口内に残りやすくなり、虫歯予防効果も高くなります。
ちなみに、フッ素が口内に残りやすくなる工夫としては、他にもブラッシング後1~2時間は食事をしないことが挙げられます。
フッ素を歯の表面に定着させるためには、ブラッシング後の状態でしばらく放置することが大切です。
就寝前にブラッシングをする
就寝前にブラッシングをすることも、フッ素入り歯磨き粉の効果を高める方法の一つです。
睡眠中は唾液の分泌量が減るためフッ素が口内に残りやすくなりますし、寝ている間に飲食することはないため、フッ素が剥がれる心配もありません。
ただし睡眠中に唾液の量が減るということは、細菌が増殖しやすい口内環境になっているということでもあります。
そのため、就寝前には隅々まで丁寧にブラッシングし、睡眠中の虫歯菌の増殖を抑えるようにしましょう。
できれば毎食後3回、就寝前に1回ブラッシングを行うのが理想的です。
毎食後のブラッシングが難しい場合でも、就寝前のブラッシングだけは欠かさないようにしましょう。
適切なフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶ
フッ素入り歯磨き粉の効果を高める方法としては、適切なフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶことも挙げられます。
市販の歯磨き粉には、500~1,400ppmのフッ素が含まれています。
1,000ppm以上のフッ素濃度では、500ppm高くなるごとに虫歯予防効果が6%上昇すると言われているため、上記の範囲内でなるべく濃度の高いものを選びましょう。
また、医療機関で使用されるフッ素は9,000~12,300ppmと高濃度です。
そのため、よりフッ素の持つ虫歯予防効果を高めたいのであれば、歯科クリニックで定期的なフッ素塗布を受けることも大切です。
まとめ
フッ素入り歯磨き粉を日々のセルフケアに採り入れることは、決して難しいことではありません。
冒頭でも触れたように、フッ素は多くの歯磨き粉に含まれていますし、その歯磨き粉はドラッグストアなどで簡単に購入できます。
しかし十分にフッ素の効果を引き出すためには、製品の選択やブラッシングの方法などにおいて、ある程度の工夫をしなければいけません。