【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯治療】虫歯はどれくらい放置するとまずいのか?
- 2024年11月6日
- 虫歯治療
冷たいものがしみる、歯の表面が黒くなっているなど、虫歯と思われる症状を自覚している方は少なくないでしょう。
しかし、中にはなかなか治療する気が起きないという方もいます。
では、虫歯はどれくらいの期間治療せずにいられるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。
虫歯は何年放置するとまずい?
虫歯が進行するスピードは人によって異なります。
そのため、一概にどれくらい放置するとまずいとは言えませんが、数ヶ月~1年程度で深刻な状況になる可能性はあります。
ここでいう深刻な状況とは、虫歯の末期であるC4に達することを指しています。
末期の虫歯には、歯冠という歯の上部がボロボロになっていたり、歯の神経が死滅していたりといった特徴があります。
このような状況では、問題なく食事を摂ることはほぼ不可能であり、早急に歯科クリニックを訪れる必要があります。
虫歯を10年放置したらどうなる?
特に社会人の方などには、昔から歯が傷んでいるにもかかわらず、面倒だったり忙しかったりすることで、10年以上放置しているケースも見られます。
もし10年以上放置したら、歯髄が壊死して歯がボロボロになっているだけでなく、口腔環境の悪化から歯周病を併発している可能性も高いです。
歯周病が進行すると、歯茎の腫れや出血だけでなく、ひどい口臭がします。
また歯根の炎症で膿が生じ、それが顔の腫れを引き起こしたり、顎の骨に入り込んだりすることもあります。
さらに膿が組織の中に侵入すると、血管などを通して全身を巡り、心臓病などの重篤な疾患につながることも考えられます。
虫歯が自然に治ることはあるのか?
長い間虫歯を放置している方の中には、「いつか自然に虫歯が治るかもしれない」と考えている方もいるかもしれません。
確かに、虫歯は自然治癒することがあります。
しかし、自然治癒できるのは初期段階の虫歯だけであり、すでに痛みが生じている場合などは自然には治りません。
また「放置していたら痛みが引いた」というケースがありますが、こちらは神経が死滅して痛みを感じなくなっただけです。
痛みがなくなった後も、虫歯自体は進行し続けます。
まとめ
虫歯を発症している可能性がある方は、「いつまでに行けば良いのか」と考えず、一刻も早く歯科クリニックを訪れることをおすすめします。
一度後回しにしてしまうと、いつまでも治療に訪れず、10年など長期間放置してしまうことにつながります。
また虫歯は口内の疾患ですが、放置することで全身疾患のリスクを高めます。
健康状態にまで影響が出てからでは遅いため、なるべく初期段階で改善させることが大切です。