【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯治療】虫歯が原因で生じる膿の特徴について
- 2024年11月23日
- 虫歯治療
虫歯の症状があるにもかかわらず、治療せずに放置する方がいます。
このような虫歯はやがて神経にまで達し、痛みや黒い変色以外にもさまざまな症状を引き起こします。
またその症状の一つが、歯の根の先に発生する膿です。
今回は、虫歯が原因で生じる膿の主な特徴について解説します。
痛みを伴う
虫歯が悪化したことによって生じる膿は、痛みを伴うケースがほとんどです。
歯と歯茎の周りには歯根膜という薄い膜がありますが、歯の根の先に溜まった膿によって歯根膜に炎症が起こると、咀嚼時などに痛みや違和感が出やすくなります。
特に硬いものを噛んだとき、特定の角度で歯が噛み合ったときなどの痛さは、耐え難いものがあります。
また膿が溜まった状態でさらに虫歯を放置すると、当然ズキズキとした強い痛みに発展していきます。
そのため食事がまともにできなかったり、夜眠れなくなったりと、日常生活に大きな支障が出ることも考えられます。
ちなみにこれくらいの段階にまで進行すると、何もしなくても突然痛みが生じる可能性が高いです。
歯茎や顔が腫れる
虫歯が進行したことによって膿が生じると、歯茎が腫れることがあります。
こちらは、膿が歯の根元や歯茎に圧力をかけ、炎症を引き起こすことが理由です。
また歯茎の一部だけ腫れていることもあれば、顔全体に腫れが見られることもあります。
顔全体が腫れると、口元だけでなく顔貌が大きく変わってしまうため、注意点が必要です。
ちなみに、顎や頬の部分が大きく腫れている場合、膿はかなり広範囲に広がっていることが予想されます。
そのため、早急に歯科クリニックに相談し、根管治療などを受けなければいけません。
症状になかなか気付かない
虫歯が原因で生じる膿は、初期症状の場合なかなか気付けないことも多いです。
なぜなら、歯根の膿は時間をかけて徐々に大きくなっていくからです。
また膿は痛みを伴うという話をしましたが、神経にまで達した虫歯は、一時的に痛みが消失します。
そのため、膿が形成され始めていたとしても痛みがないため、気付いたときには症状が広い範囲で見られるケースもあります。
まとめ
虫歯を放置していても、自然に治ることはありません。
また膿が出るほどの重度にまで進行している場合、通常の虫歯治療では改善できず、根管治療を受けることになります。
さらに感染が重度で根管治療だけでは改善が難しい場合、外科的な処置も検討します。
そのため、歯科クリニックが苦手で虫歯治療を放置している方は、そのままにすることでより治療の負担が大きくなってしまうことを理解しましょう。