【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で入れ歯治療】部分入れ歯で痛みが出る意外な原因とは?
- 2024年11月26日
- 入れ歯
部分入れ歯は、歯の一部を失った方向けの入れ歯で、残存歯にクラスプと呼ばれる金具を引っかけて安定させます。
また装着に慣れていない場合や、入れ歯もしくは金具に問題がある場合、多少の痛みが出ることがありますが、痛みの原因は他にもあります。
今回は、部分入れ歯で痛みが出る意外な原因について解説します。
患者さんの口内に問題がある
部分入れ歯ではなく、患者さんの口内に問題が生じていることで、装着時に痛みが出ることがあります。
例えば歯茎が極端に薄い場合や、顎の骨の量が減少している場合などが挙げられます。
その他、顎関節が不安定なことや顎の骨に骨隆起と呼ばれるコブがある場合も、痛みを生じることがあります。
このような身体的問題がある場合、どれだけ調整しても痛みが出る可能性が高いため、自費診療の入れ歯を作製するなどの対策が必要です。
唾液の分泌量が少ない
唾液の分泌量が少ないことでも、部分入れ歯の痛みは増幅しやすくなります。
なぜなら、唾液は部分入れ歯を安定させるにあたって、非常に重要な役割を果たすからです。
唾液には、入れ歯と歯茎の粘膜の間で、潤滑油の役割を担っています。
そのため唾液の分泌量が少ないと、どれだけ患者さんにピッタリの部分入れ歯であっても、擦れて痛みが生じてしまいます。
また部分入れ歯が擦れた部分については、口内炎を発症することも考えられます。
ちなみに、このようなトラブルは歯茎全体を覆う総入れ歯で起こる可能性も当然あります。
ただし部分入れ歯を装着すると唾液の分泌量が増えるケースが多いため、よほど口呼吸がひどかったり、喫煙量が多かったりしなければ問題ないと言えます。
メンテナンスが不十分
部分入れ歯や歯茎そのものに問題がなかったとしても、部分入れ歯のメンテナンスが不足していると、痛みが出る可能性が高まります。
清潔に管理されていない部分入れ歯は、歯周病などの感染症を引き起こす可能性があります。
また洗浄方法などが不適切だと、入れ歯の変形につながり、一度変形すると本来の使用感を取り戻すのは難しくなります。
具体的には、熱湯やアルコールなどでの洗浄により、変形のリスクが高まります。
まとめ
部分入れ歯の痛みは、日々の生活の質を大きく低下させます。
食事は満足にできなくなりますし、日中常に痛みが出ていると集中力が低下し、体力も消耗します。
そのため痛みだけに限らず、使用中の違和感がある場合はすぐに歯科クリニックに相談してください。
場合によっては、簡単な修正によって問題を解決できる可能性もあります。