【祖師ヶ谷大蔵の歯医者・予防歯科】フッ素塗布を行った直後の過ごし方
- 2024年12月10日
- 虫歯予防
予防歯科の一環として行われるフッ素塗布は、文字通りフッ素を塗布することで、歯質を強化し虫歯を予防するものです。
ジェルタイプやフォームタイプなど、患者さんに合わせてさまざまなタイプのフッ素が使用されます。
今回は、歯科クリニックでフッ素塗布を行った直後の過ごし方について解説します。
施術後30分はうがいや飲食を控える
フッ素塗布を行った後、最低でも30分はうがいや飲食を控えなければいけません。
こちらはフッ素を口内に長くとどめておくことにより、高い予防歯科効果が得られるからです。
口の中に違和感があるからといってすぐにうがいをしたり、すぐに食べたり飲んだりすると、フッ素が流れ出て効果が減少します。
また術後30分以上経過していても、数日間は着色しやすいカレーやキムチなどの食べ物を摂取しないようにしましょう。
唾液を吐き出す
フッ素塗布を行った直後は、出てきた唾液をなるべく吐き出すようにしましょう。
フッ素が混ざった唾液を飲み込んでしまうと、気分が悪くなるおそれがあります。
もちろん、歯科クリニックで使用されるフッ素は安全性の高いものであり、人体に影響がないように適用を使用しています。
それでも、飲み込んだときの身体の影響には個人差があるため、できるだけ飲み込まないことが大切です。
ちなみに、唾液を吐き出したとしても、フッ素塗布の効果が軽減することはありません。
歯面に塗布した時点から、すでにフッ素の効果は少しずつ発揮され始めています。
2~3時間後からはセルフケアを欠かさない
フッ素塗布を行ってから30分程度は、うがいや飲食を控えるべきという話をしましたが、2~3時間経過したらブラッシングなどのセルフケアは行わなければいけません。
フッ素を塗布したからといって、それだけで虫歯を防げるわけではありません。
あくまで日々のブラッシングのサポートとして機能するのがフッ素であるため、しっかりと食べカスやプラークは落とすようにしましょう。
ちなみにフッ素塗布を行った後でも、定期的に歯科クリニックに通い、再施術やメンテナンスなどは受ける必要があります。
まとめ
フッ素塗布は代表的な予防歯科治療であり、大人から子どもまで幅広く適用できます。
またフッ素が持つ予防歯科効果は非常に高いですが、施術直後は効果を軽減させないよう、過ごし方に注意しましょう。
さらに一度フッ素塗布を行っただけで満足せず、正しいブラッシングやプロケアも継続しなければいけません。
正しいブラッシングの方法については、フッ素塗布の施術を受けたときに、歯科クリニックで教わることができます。