【祖師ヶ谷大蔵でインプラント】インプラントと差し歯の違い
- 2023年4月26日
- 歯科口腔外科
インプラントは、1本から失った歯を補える治療であり、装着することで快適な日常生活を実現できます。
また、同じように歯を補う治療として差し歯が挙げられますが、これらを同じようなものとして認識している方もいるかと思います。
今回は、インプラントと差し歯の主な違いについて解説します。
治療可能なケース
インプラントと差し歯は、どちらも歯を補うものですが、治療可能なケースが異なります。
差し歯の場合、自身の歯根が残っている場合のみ、そこに土台をつくり、歯を再建することが可能です。
一方、インプラントは完全に歯を失った場所、つまり歯根が残っていない場所でも、そこに人工歯根を埋め込むことによって、新しい歯をつくることができます。
そのため、インプラントの方がより多くの方に対して施術できるということになります。
寿命
インプラントと差し歯の違いとしては、寿命も挙げられます。
差し歯には保険適用のものが存在し、こちらは一般的にインプラントよりも低コストで治療することができます。
しかし、寿命は5~8年程度であり、こちらの期間を過ぎると、損傷など何らかの不具合が出てくることがあります。
一方、インプラントは基本的に自由診療であるため、費用は大きくなりやすいですが、寿命は10~15年以上と比較的長いです。
もちろん、上記の寿命はあくまで目安であり、使用する素材や患者さんの症状によってある程度変わってきますが、保険適用の差し歯がもっとも短いということは事実です。
見た目
インプラントと差し歯とでは、完成時の見た目にも違いがあります。
差し歯はインプラントと比べて、審美性はやや劣ります。
こちらは、保険適用の場合はプラスチックの素材を使用することが理由です。
一方、インプラントは人工歯にもかかわらず、まるで天然歯のような美しい仕上がりになります。
治療が完了するまでには、半年~1年という長い期間がかかりますが、使用するジルコニアやセラミックといった素材は、完成時の見た目が美しいだけでなく、汚れがつきにくいため、長期間使用し続けても変色しにくいという特徴を持っています。
まとめ
ここまで、インプラントと差し歯の主な違いについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インプラントは、コスト面や治療期間の長さといった懸念点があるものの、審美性や安全性、耐久性といった他の点においては、歯を補う治療の中でももっとも優れていると言っても過言ではありません。
インプラントと差し歯の違いをより詳しく知りたいという方は、お近くの歯科クリニックに質問することをおすすめします。