【祖師ヶ谷大蔵で予防歯科】ブラッシング指導の重要性
- 2023年2月26日
- 虫歯予防
歯科医院を受診した時にブラッシング指導を受けることがあるのですが、「毎日きちんと磨いているからブラッシング指導なんて必要ない」と思っている人もいるのではないでしょうか?
実は、ブラッシング指導には重要な役割があるのです。
ブラッシング指導の重要性について、解説します。
ブラッシング指導とは?
ほとんどの人は、小さい頃に親から歯の磨き方を教わっているのではないでしょうか。
成長するにつれて自分なりの磨き方を身につけていきますが、中にはしっかりと磨けていない人もいるのです。
また、しっかりと時間をかけて磨いていても、汚れが残っている人もいます。
そうなるのは、磨き方に問題があるからです。
磨き残しをチェックして、正しい歯磨きの方法を教えるのがブラッシング指導です。
大人であれば、きちんと歯磨きができているのかというと、決してそうではありません。
歯科医院を受診した人の7割が正しい歯磨きを教えてもらった経験がありますが、それを実践できている人となると、ごくわずかしかいないのです。
実は、自己流で歯を磨いている人は、歯間部の歯垢をしっかりと落とせていないことが多く、通常は60%ほどしか落としきれていません。
歯間ブラシやデンタルフロスを使っていても、20%ほどは残っているのです。
自分なりの磨き方では、歯垢を完全に落とすのはまず無理です。
しっかりと汚れを落とすには、歯科医院でブラッシング指導を受けてその通りに行う必要があります。
ブラッシング指導では何をする?
ブラッシング指導をする際は、普段どのように磨いているのかをまずはチェックします。
歯ブラシの位置や、強く圧迫していないかどうかチェックした後、残っている汚れを染め出して確認していきます。
次に、歯の模型でどのように磨くのかを指導していきます。
歯ブラシの持ち方から歯に当てる角度、磨き方等を模型で見せていくのです。
その際は、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方も指導します。
例を見せたら、実際に歯磨きをしてもらいます。
この時は、力加減や歯ブラシを充てる角度など見ても分かりにくい部分を、指導内容に従って調整します。
最後に、歯磨きがしっかりとできているか、歯肉に赤身や腫れがないか、汚れがないかをチェックして、ブラッシング指導は終了となります。
ただし、しっかりと磨けていない部分があればもう一度指導を行う必要があるでしょう。
まとめ
歯科医院で受けるブラッシング指導は、歯をしっかりと磨けていない人が隅々まで磨けるようにするためのものです。
自分ではきちんと歯磨きができているつもりでも、実は汚れが残っていることも珍しくありません。
指導を受ける際はしっかりと磨き方を覚えておきましょう。
また、デンタルフロスや歯間ブラシなどの使い方がよく分からないという人は、ブラッシング指導の時に教えてもらいましょう。