【祖師ヶ谷大蔵で入れ歯治療】入れ歯の安定剤について
- 2023年4月11日
- 入れ歯
入れ歯の安定剤は、入れ歯と歯茎の隙間を密着させ、口内で安定させるために使用するものです。
クリームタイプやパウダータイプ、クッションタイプなどがあり、製品によって色や味は異なります。
今回は、入れ歯の安定剤における効果や持続時間、正しい使い方などについて解説します。
入れ歯の安定剤における効果について
入れ歯の安定剤における効果といえば、やはり入れ歯を外れにくくすることです。
冒頭でも触れた通り、安定剤を使用することにより、歯茎や顎といった部分と入れ歯がしっかりと密着します。
そのため、日常生活の中で外れてしまったり、食事の際、入れ歯と歯茎の間に食べカスが入り込んだりしにくくなります。
また、入れ歯を装着している方は、ガムや飴といった粘度の高いものを食べにくくなりますが、安定剤を使用することにより、このようなものも積極的に食べることが可能です。
入れ歯の安定剤の持続時間について
製品によって多少の違いはありますが、もっとも一般的なクリームタイプの安定剤であれば、一度使用することにより、数時間から約1日は効果が持続します。
また、弾力性のあるクッションタイプの場合、入れ歯と歯茎の間に柔らかなクッションを入れたような感覚が2~3日継続します。
ちなみに、上記の持続時間にするためには、安定剤を付ける前に入れ歯をキレイに洗浄しなければいけません。
汚れやぬめり、食べカスがついたままだと、効果が薄れる可能性があります。
入れ歯の安定剤の正しい使い方
入れ歯の安定剤を使用した後は、丁寧に洗浄することを意識してください。
安定剤のタイプによっては、粘着性がとても強く、剥がしにくいものもあります。
そのため、義歯用の歯ブラシを使用し、入れ歯の表面がツルツルになるまでキレイに洗う必要があります。
このとき、熱湯を使用すると、熱によって入れ歯が変形するおそれがあるため、必ずぬるま湯か水を使用します。
また、入れ歯の安定剤は、就寝時には使用してはいけません。
安定剤が付いた入れ歯を装着したまま就寝すると、時間とともに安定剤が溶け出し、溶け出したものが喉の方に流れていくことで、窒息につながるおそれがあります。
まとめ
ここまで、入れ歯の安定剤に関することをいくつか解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
入れ歯の利便性をよりアップさせたい方にとって、安定剤はとても魅力的な製品です。
しかし、使用する際は入れ歯のメンテナンスを入念に行う必要がありますし、いつでもどこでも使用できるというわけではないため、歯科クリニックの指導のもと、正しく使用することが大切です。