【祖師ヶ谷大蔵で虫歯治療】何で虫歯になるの??
- 2023年2月11日
- 虫歯予防
虫歯になったことがある人は多いのですが、その中には毎日歯をしっかりと磨いているのになぜ?と思う人もいるでしょう。
虫歯というのは、なぜ起こるのでしょうか?
実は、複数の原因があるため完全に防ぐのは難しいのです。
虫歯になる原因とは何か、解説します。
虫歯になる原因とは?
虫歯とは、歯が溶けてしまい穴が空いた状態になることです。
表面がごくわずかに溶けただけなら、再石灰化という働きで回復することもあるのですが、穴になってしまったら、放っておけば治るということはありません。
虫歯の原因は、大きく分けて3つあります。
虫歯菌とも呼ばれるミュータンス菌と歯の質、糖質がその原因です。
具体的にどのような働きをして虫歯になるのでしょうか?
細菌の一種であるミュータンス菌は、歯の汚れである歯垢の中にいて増えていきます。
そして、歯の表面に付着して歯を溶かしていくのです。
ミュータンス菌は酸を生み出すため、歯の成分であるカルシウムやリンが溶け出てしまいます。
しかし、ミュータンス菌は単体で酸を生み出せるわけではなく、そのためには材料が必要です。
実は、材料となるのが糖質なのです。
糖質は糖分とは違い、甘いものにだけ含まれるというわけではありません。
砂糖やブドウ糖、果糖などに糖質は含まれていますが、実は、でんぷんも多糖類なので糖質が含まれています。
つまり、主食である米や麦、トウモロコシなどの穀物類や、イモ類などのでんぷんが含まれる食べ物にも糖質は含まれているのです。
近年は糖質オフの食べ物も増え、糖質を抜くロカボダイエットの認知度も高まっていることから、糖質が主食に含まれると知っている人は多いと考えられます。
しかし、虫歯の原因になると知っている人は少ないのではないでしょうか。
間食などで糖質の多いものを食べることが多い人や、甘い飲み物をよく飲んでいる人などは、歯の表面で酸が生成される時間が長くなります。
そのせいで、虫歯のリスクも高まってしまうのです。
また、歯質によって虫歯のなりやすさが変わってきます。
歯の構造は、内側に歯髄がありその周囲を象牙質が囲んで、更にその外側がエナメル質になっています。
このエナメル質の厚さが厚いほど、虫歯になるリスクは低くなります。
そのため、エナメル質が元々薄い人や、歯の生え始め、生え変わった頃などのエナメル質が薄くなっているタイミングでは、虫歯になる可能性が高くなります。
まとめ
虫歯になる原因は主に3つですが、その3つをすべて取り除くのは難しいでしょう。
ミュータンス菌の巣となる歯垢も、毎日の歯磨きでは完全に落とすことが難しいのです。
いくら丁寧に磨いていても、やはり虫歯になるリスクは避けられません。
虫歯になるのを防ぐには、定期的に歯科医院へと通うのがおすすめです。
事前に虫歯を防ぐことを予防歯科というのですが、今から始めてみてはいかがでしょうか。