【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】のど飴における虫歯のリスクについて
- 2023年8月9日
- 虫歯予防
季節に関係なく、常に喉が乾燥しがちだという方は、のど飴を常備し、喉を労わっているという方もいるかと思います。
しかし、のど飴を毎日のように摂取することは、虫歯のリスクを高めることにつながります。
今回は、こちらのリスクを下げる方法などを中心に解説したいと思います。
のど飴が虫歯につながる仕組み
のど飴は、喉のケアをすることを目的に食べられるものですが、飴であることに変わりはありません。
また、一般的なのど飴1粒には、およそ5gの砂糖が入っていて、こちらはシュガースティック1本分に相当します。
そのため、例えば1日に3粒舐めるということは、シュガースティックを3本摂取しているのと同じことになります。
このように言い換えると、大量の砂糖を摂取していることがわかるかと思います。
虫歯菌は糖類が大好物ですから、必然的にのど飴を舐めすぎると、虫歯につながる可能性は高くなります。
のど飴による虫歯のリスクを下げる方法
のど飴による虫歯のリスクを下げるには、食べた後にすぐ歯磨きをすることが重要です。
食後のデザートのような感覚でのど飴を食べれば、その後スムーズに歯磨きに移ることができます。
また、1日4粒以上は摂取せず、舐めた後すぐに歯磨きができない場合は、うがいもしくはお茶、糖分ゼロのコーヒー、紅茶を飲むことにより、糖分を洗い流すことをおすすめします。
ちなみに、糖分を洗い流した後は、キシリトールガムやタブレットを使用することで、さらに虫歯のリスクを軽減させることができます。
シュガーフリーのものを選ぶのもおすすめ
キシリトール、ソルビトールといった甘味料が含まれたシュガーフリーののど飴であれば、糖分によって虫歯菌の活動を活発にしてしまうリスクは低いです。
しかし、砂糖不使用であれば、どのようなのど飴でも良いというわけではありません。
例えば、成分表に濃縮果汁という表記がある場合、果物由来のショ糖が含まれているため、虫歯につながる可能性は高くなります。
また、酸味料として、クエン酸やリンゴ酸などが含まれる場合、歯が溶けてしまう酸蝕歯の原因になることが考えられるため、これらの記載がないのど飴を選ぶことをおすすめします。
まとめ
ここまで、のど飴における虫歯のリスクを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
のど飴は大量の砂糖が含まれている上に、長時間口内に滞在させる食べ物であるため、虫歯につながらないよう、摂取の仕方には注意すべきです。
また、シュガーフリーののど飴だからといって、成分表を確認せず、大量に食べてはいけません。