【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】ホワイトニングが禁忌の光線アレルギーについて
- 2023年11月7日
- ホワイトニング
歯科クリニックで行われるオフィスホワイトニングは、理想に近い歯の白さを実現するだけでなく、当然安全性も考慮されています。
しかし、すべての方が安全に施術を受けられるとは限らず、残念ながら中には禁忌の方もいます。
ここからは、オフィスホワイトニングが禁忌の“光線アレルギー”について解説します。
光線アレルギーの概要
光線アレルギーは、光線過敏症とも呼ばれるもので、日光など健康な方では問題のない光であっても、赤みやかゆみ、炎症といった皮膚の症状が生じる免疫反応です。
症状は軽度のものが多いものの、幼少期の時点ですでに発症していることも珍しくなく、皮膚には多くのシミを伴うこともあります。
また、こちらの主な原因は遺伝や代謝異常、投薬であり、患者数は人口のわずか数%と極めて少ないです。
光線アレルギーの方がオフィスホワイトニングを受けられない理由
オフィスホワイトニングでは、専用の光を照射する治療を行います。
こちらは、日光ではなくブルーライトですが、光線アレルギーの方は、こちらの光に反応し、症状が出る可能性があります。
具体的には、先ほど触れたような赤みやかゆみ、炎症などの症状であり、口唇に火傷を負うことも考えられます。
もちろん、これらの症状は必ずしも起こるとは限りませんが、オフィスホワイトニングでは患者さんの安全を第一に施術が行われるため、万が一のことを考えて、光線アレルギーの方を禁忌としています。
ホームホワイトニングは可能
光線アレルギーの方であっても、自宅で行うホームホワイトニングであれば受けることが可能です。
ホームホワイトニングは、自宅でマウスピースに薬剤を塗布し、規定の時間装着することで歯を白くする方法であり、光線を一切使用しないため、前述したような症状が出ることはありません。
ただし、極端に歯並びが悪い場合や、虫歯がある場合などは、基本的にそのままの状態でホームホワイトニングを行うことができないため、注意してください。
また、ホームホワイトニングの効果が現れるのは、あくまで通常の天然歯のみです。
人工物や被せ物、神経を除去した歯などには効果がありません。
まとめ
ここまで、オフィスホワイトニングが禁忌の光線アレルギーについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
過去に光線アレルギーであることが判明した方は、マウスピースを使用するホームホワイトニングで歯を白くすることをおすすめします。
また、ホワイトニング自体が禁忌、または困難だという方は、セラミック治療など他の治療法も検討してください。