【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】口内炎の主な種類と特徴について
- 2023年12月5日
- 歯科口腔外科
口内炎は、主に口の中の粘膜に起こる炎症であり、食事がしにくくなったり、何もしていなくても痛みがあったりといった症状を伴います。
また、一口に口内炎といっても、実はその種類はさまざまであり、それぞれ特徴も異なります。
今回は、口内炎の主な種類と特徴について解説します。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎は、数ある口内炎の中でももっとも多く見られる種類です。
アフタとは、口内の粘膜にできる表面が白く、大きさが2~10mm程度の浅い潰瘍性の粘膜変化を意味しています。
主に口内の粘膜、舌、唇の内側、歯茎などにでき、こちらを発症すると食事や歯磨きなどの際、少し触れただけで鋭い痛みを感じるようになります。
また、アフタ性口内炎の主な原因としては、ストレスや栄養不足、睡眠不足による免疫力の低下が挙げられます。
女性の場合は、ホルモンバランスの乱れで発症することもあります。
カタル性口内炎
カタル性口内炎は、口内の粘膜が赤く炎症を起こしたり、水疱やひび割れ、赤いブツブツなどの症状が出たりするタイプの口内炎です。
アフタ性口内炎とは違い、炎症を起こしている部分とそうでない部分の境界線がハッキリしないことから、口内炎だと気づきにくい場合があります。
灼熱感を覚えたり、酸っぱいものや辛いものがしみて痛みを感じたりすることが多いです。
また、カタル性口内炎の主な原因は、物理的な刺激やキズです。
例えば、頬の内側を誤って噛んでしまったり、合わない入れ歯や矯正器具などによる刺激を与えたり、火傷したりすることが発症の原因と考えられています。
その他の口内炎
その他の口内炎としては、主に以下のようなものが挙げられます。
・ウイルス性口内炎
・カンジダ性口内炎
・アレルギー性口内炎
ウイルス性口内炎は、名前の通りウイルスが原因で発症するもので、ヘルペス性口内炎やヘルパンギーナ、手足口病などがあります。
また、カンジダ性口内炎は、カンジダというカビの一種が増殖して起こるものであり、食べ物や薬品、金属などが刺激となり、アレルギー反応が起きることで生じる口内炎は、アレルギー性口内炎と呼ばれます。
まとめ
ここまで、口内炎の主な種類と特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
口内炎は、発症から2週間ほどで症状が治まることも多いですが、こちらの期間を過ぎても症状が消えない場合や、炎症などが口の中全体に広がっている場合などは、歯科クリニックをはじめとする医療機関の受診をおすすめします。
また、栄養バランスの摂れた食事や口内ケアにより、日頃から口内炎を予防することも大切です。