【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どものシーラントにおけるメリットや治療の流れ
- 2024年3月19日
- 虫歯予防
シーラントは、子どもに施す虫歯予防の方法の一つです。
奥歯の噛む面には、デコボコした細い溝がたくさんありますが、シーラントはこちらの溝をプラスチック樹脂で埋める作業を行います。
ここからは、子どものシーラントにおけるメリットや、一般的な治療の流れについて解説したいと思います。
シーラントの主なメリットは2つ
子どものシーラントにおけるメリットは主に2つです。
1つは、虫歯になるリスクを減らせることです。
冒頭でも触れたように、奥歯のデコボコを埋めることができるため、食べカスなどが詰まりにくくなり、それによって磨き残しも減り、虫歯のリスクは軽減します。
そしてもう1つは、歯を削らずに済む確率が高くなることです。
子どもの虫歯がある程度進行すると、歯を削らなければいけません。
一方、シーラントを行っておけば、虫歯を予防できるため、削る段階にまで進行しないことが期待できます。
シーラントにおけるその他のメリット
子どもの歯の形状にもよりますが、基本的にシーラントはそれほど処置に時間のかかるものではありません。
短時間で複数歯の処置が可能であるため、小さな子どもであっても、負担なく処置を受けることができます。
また、シーラントには親御さんにとってのメリットもあります。
シーラントは、虫歯を予防するための処置であることから、保険診療の適用内です。
具体的には、歯1本につき400~600円程度で受けることができるため、経済的な余裕がそれほどなかったとしても、受けさせられる可能性が高いです。
一般的なシーラントの流れ
シーラントを行う際は、まず歯の清掃を行い、歯の表面や歯と歯の間の汚れを丁寧に落としていきます。
こちらは、シーラントを流し込んだ下の部分で、虫歯が発生するのを防ぐためです。
また、次は歯にシーラントがしっかり接着するように、酸処理として薬品を付けていきます。
その後、薬品を水でキレイに洗い流し、一度しっかりと乾燥させます。
乾燥したら、シーラント剤を歯の溝に流し込み、光を当てて固めます。
固まった後は、噛み合わせのチェックを行い、問題なければ治療完了です。
治療後は、歯表面のデコボコしていた溝が埋まり、ツルツルの状態になります。
まとめ
ここまで、子どものシーラントにおけるメリット、一般的な治療の流れについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
シーラントはいたって簡単な処置ですし、コストもそれほどかからないため、子どもの歯の将来を気にする親御さんにとってはピッタリです。
もちろん、可能であれば、フッ素塗布など別の虫歯予防についても、歯科クリニックで行うべきです。