【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どものホワイトニング治療は可能なのか?
- 2023年11月10日
- ホワイトニング
大人の歯と同じように、子どもの歯も汚れや着色が目立つことはあります。
また、このような状態を改善する治療として、真っ先にホワイトニング治療が挙げられますが、果たして子どもはホワイトニングを行うことができるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説したいと思います。
子どものホワイトニング治療は可能?
厳密に言うと、ホワイトニング治療には明確な年齢制限が存在しません。
しかし、基本的には、子どもは受けることができないケースがほとんどです。
18歳未満の方は、歯の成長と発達がまだ完全ではありません。
このことから、ホワイトニング治療で使用する薬剤の影響を受けやすく、歯のダメージも大きくなることが考えられます。
そのため、ほとんどの歯科クリニックでは、18歳以上の成人のみを対象にし、安全を最優先とした治療を行っています。
子どもの歯の汚れや着色の対処法
子どもの歯の汚れや着色は、ホワイトニング治療ではなく、スケーリングやPMTCといった方法で対処するケースが一般的です。
スケーリングは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用し、歯の表面に付いた着色、プラーク、歯石などを取り除くというものです。
こちらの治療は、歯の審美性をアップさせるだけでなく、虫歯や歯周病、口臭の予防にもつながります。
また、PMTCとは、専用の器具や薬剤を使用し、じっくり時間をかけて行う歯のクリーニングのことをいいます。
治療は歯科医師や歯科衛生士が担当し、歯の表面を研磨することで、汚れや着色をキレイに取り除きます。
修復治療によって対処することも
子どもの歯の変色がひどい場合には、歯を削ってレジンやセラミックなどの人工歯を装着する修復治療が行われることもあります。
例えば、エナメル質形成不全のような、先天的な異常による歯の変色は、大人になってからのホワイトニング治療では改善することが難しいため、子どものうちに修復治療で対処するケースが見られます。
また、テトラサイクリンという抗菌薬の服用によって変色した歯も、前述したような治療法では対処しづらく、修復治療が選択されることがあります。
ちなみに、ステインによる軽度~中程度の着色であれば、ホワイトニング治療が可能になる18歳まで経過を見ることをおすすめします。
まとめ
ここまで、子どものホワイトニング治療は可能なのかについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
多くの歯科クリニックでは、18歳未満のホワイトニング治療を行っていません。
そのため、子どもの歯の汚れや着色が気になる親御さんは、まず歯科クリニックに相談し、予算や要望などを伝えた上で、他の治療を受けさせることを検討してください。