【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どもの不正咬合である受け口に関すること|「成城まごころ堂歯科」|世田谷区砧・祖師ヶ谷大蔵駅前の歯医者

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【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どもの不正咬合である受け口に関すること

歯並びや骨格の問題は、老若男女問わず起こり得るものであり、できる限り改善する必要があります。

また、子どもによく見られる歯並びや骨格の問題、つまり不正咬合の一つに、“受け口”が挙げられます。

ここからは、子どもの受け口における概要から、原因や治療法まで、まとめて解説したいと思います。

受け口の概要

受け口とは、反対咬合とも呼ばれるもので、上の前歯よりも下の前歯が出ていて、顎が突き出ている症状をいいます。

本来、正しい噛み合わせの場合、上の前歯が下の前歯よりも少しだけ前に出ている状態です。

上の歯が1/3程度被さっているため、下の歯はほとんど目立ちません。

一方、受け口の子どもは、下の歯が目立ってしまい、見た目の印象にも影響が出てきます。

また、受け口の子どもには、口を閉じにくかったり、食べ物がうまく噛めなかったり、発音がしにくかったりという日常生活の支障も生まれます。

子どもが受け口になる原因

子どもが受け口になる原因としては、まず指しゃぶりや爪を噛むといった、口元の癖が挙げられます。

こちらにより、歯並びや骨格のバランスが崩れ、受け口になることがあります。

また、両親や祖父母に受け口の症状が見られる場合は、子どもにも先天性の受け口が見られるケースが多いです。

その他、受け口は子どものアデノイド肥大(咽頭扁桃肥大症)や、鼻の形成異常などで引き起こされることもあります。

アデノイド肥大症では、3~6歳に扁桃が大きくなり、思春期に向けて徐々に小さくなっていくのが一般的です。

子どもの受け口の治療法

受け口の治療開始時期は、子どもの口や顎の成長段階、状況によって異なります。

乳歯が生え揃う前の1~2歳くらいの受け口であれば、およそ50%の割合で自然に治ると言われていますが、6~7歳頃まで症状が継続する場合、自然に良くなることはほとんどありません。

また、受け口の治療法としては、こちらの上顎の成長が止まるまでに、一度マウスピース等の夜間の使用により、上顎の成長を引き出します。

その後、下顎が前に成長しづらい環境を整え、18歳くらいまで様子を見た後、第二段階の矯正装置を使用して、治療を行うのが一般的です。

まとめ

ここまで、子どもの不正咬合の一つである受け口について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

受け口は日常生活に支障が出ますし、何より多感な子どもの見た目に悪影響を及ぼすことにつながります。

治療が遅れてしまうと、子どもの顎の成長を利用するのが難しくなるため、治療に踏み切る場合、小学生低学年頃までには行うことをおすすめします。

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