【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どもの歯磨き中における喉突き事故対策
- 2024年3月16日
- 虫歯予防
虫歯を予防するために、ブラッシングは大切な習慣ですが、近年は子どもが歯ブラシをくわえたまま転倒し、喉を突いてしまう事故が増えています。
平成28年~令和3年までの間だけでも、喉突き事故は120件も発生しています。
ここからは、子どもの歯磨き中における喉突き事故の対策について解説します。
歯磨き中は子どもから目を離さない
子どもの喉突き事故を防ぐために、親御さんは歯磨き中、絶対に子どもから目を離してはいけません。
特に、普段から落ち着きがなく、家の中で動き回っていたり、走ったりするのが好きな子どもは、転倒して歯ブラシが刺さってしまう可能性が高いです。
また、親御さんの目が届きやすく、なおかつ転倒のリスクもほとんどない方法としては、親御さんの横に子どもを座らせ、歯を磨かせるという方法がおすすめです。
最初から座っていれば、それほど動き回ることはありませんし、動いていても横に座っていればすぐに注意できます。
歯磨きをする場所のリスクを考える
例えば、子どもがリビングで歯磨きをする場合、ソファーからの転落やクッションなどでのつまずき、転倒が喉突き事故につながる場合があります。
また、まだ背が低い子どもの場合、踏み台を利用して洗面台を使うこともありますが、こちらの踏み台も転倒につながります。
その他、寝室においては、布団などにつまずくおそれがあります。
親御さんが目を離さずにいれば、歯磨きをする場所については基本的にどこでも大丈夫ですが、上記のようなリスクを事前に把握し、対策を取っておかなければ、喉突き事故のリスクは高くなります。
仕上げ用歯ブラシは子どもに持たせない
子ども用歯ブラシの中には、喉突き事故を防止するため、柄の部分に装置が付いているものもあります。
しかし、このような子ども用歯ブラシは、清掃効果がそれほど高くないため、親御さんは子どもの歯をくまなくキレイにするために、仕上げ磨きの際は通常の歯ブラシを使用することが望ましいです。
また、仕上げ磨き用歯ブラシは、喉突き事故防止の装置などが付いていないため、子どもが勝手に使用しないように、手の届かない場所に保管しておくことをおすすめします。
まとめ
ここまで、子どもの歯磨き中における喉突き事故の対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
喉突き事故は、子どもに重症を負わせる可能性があり、場合によっては命が脅かされる可能性もあります。
そのため、親御さんは子どもの自主性を育てつつも、事故が起こらないよう、歯磨き中にはしっかりと対策を取っておくことが大切です。