【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】子どもの矮小歯におけるデメリットや治療法
- 2024年4月20日
- 虫歯予防
子どもの歯で起こるトラブルと言えば、やはり虫歯が挙げられます。
また、虫歯は親御さんのサポートである程度予防できますが、中には先天的な異常が起こるケースもあります。
その一つが矮小歯と呼ばれる歯です。
今回は、子どもの矮小歯におけるデメリットや治療法について解説します。
矮小歯の概要
矮小歯とは、他の歯と比べて極端に小さく細い歯のことをいいます。
主に上顎側切歯と呼ばれる、上の前から2番目の歯に見られることが多いです。
矮小歯は、歯科クリニックでの検診で指摘されるケースがよく見られます。
例えば、乳歯がなかなか生え変わらない場合にチェックしたところ、すでに生え変わっていて、永久歯が矮小歯だったというケースです。
ちなみに、矮小歯の原因はハッキリとはわかっていません。
全体の歯が極端に小さい場合は遺伝、ビタミンDの欠乏などが原因と言われています。
子どもの矮小歯のデメリット
子どもの矮小歯におけるデメリットは、見た目が悪くなることです。
矮小歯があることによって歯並びにスペースができ、隙間が空いているように見えるケースがあります。
これはすきっ歯と呼ばれます。
また、歯の形態が他の歯と異なるため、矮小歯だけ審美的にバランスが悪く見えることもあります。
もちろん、バランスの悪さは噛み合わせの悪さにもつながります。
噛み合わせの悪さは、噛み切りにくいなど、子どもの食事を不便にさせる可能性もあります。
さらに、矮小歯によって見た目や噛み合わせが悪化すると、子どもがコンプレックスを抱くことも考えられます。
子どもの矮小歯の治療法
機能的な問題が生じている場合、子どもの矮小歯は矯正治療やラミネートベニア、セラミッククランなどで治療できます。
矯正治療は、歯並びや噛み合わせの問題を修正するために、矯正装置を使って歯を動かすものです。
一般的なワイヤー矯正の他、目立ちにくいマウスピース矯正などの方法もあります。
また、ラミネートベニアやセラミッククラウンは特に前歯に適用され、歯の形・サイズ・色を自然に見せるために使用します。
ベニアは歯の全面に貼り付けるもので、クラウンは歯全体を覆います。
まとめ
子どもの矮小歯は、見つけ次第早急に治療をしなければいけないわけではありません。
機能的な問題がなければ、そのまま経過観察を行います。
一方、見た目や噛み合わせに明らかな支障をきたしている場合、適切な治療を受ける必要があります。
残念ながら、歯のサイズを直接的に予防する方法はないため、発症したときに正しい対応ができるかどうかがポイントになります。