【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】歯周病予防にコラーゲンが効果的な理由
- 2024年4月5日
- 歯周病
歯周病予防の一般的な方法と言えばやはりブラッシングが挙げられます。
ブラッシングでプラークを除去すれば、大幅にリスクは下がります。
またさらに歯周病予防効果を高めたいのであれば、コラーゲンの摂取も有効です。
今回はコラーゲンが歯周病予防に効果的な理由について解説します。
コラーゲンとは?
コラーゲンは、人間の身体をつくるタンパク質の一種です。
主に皮膚や骨、血管などに含まれています。
弾力性があるため、肌にハリや弾力をもたらしてくれます。
また肌だけでなく、歯茎を正常に保つ役割も担っています。
しかしコラーゲンは加齢とともに減少していきます。
25歳をピークに、40歳ではおよそ半分になってしまうと言われています。
歯周病とコラーゲンの関係
歯周病とコラーゲンには深い関わりがあります。
何を隠そう歯茎のおよそ60%はコラーゲンでできています。
具体的には、歯茎の細胞と細胞をつなぐ役割を持っているのがコラーゲン線維です。
加齢によってコラーゲンが減少すると、歯茎のハリや弾力が失われます。
その結果、歯周病を発症するリスクが高まります。
また歯茎に炎症が起きると、コラーゲンを分解する酵素が活性化します。
こうしてコラーゲン線維が壊れ、腫れたり出血したりといった症状を引き起こします。
そのため健康な歯茎を保つためには、コラーゲンを生成する栄養素の摂取が必要です。
もちろん、栄養素の摂取とあわせてブラッシングなどの歯茎のケアも行います。
コラーゲン生成に必要な栄養素
コラーゲンの生成に大きく関わるのはビタミンCです。
歯周病を発症した歯茎は、コラーゲン線維が破壊された状態です。
ビタミンCには、ダメージを受けた歯茎のコラーゲン合成促進効果があります。
コラーゲン線維を再生し、歯茎を健康に保つことで歯周病の症状改善につながります。
またビタミンCは、歯茎に触れることで直下の組織のコラーゲン生成を活性化させます。
そのためコラーゲンとビタミンCをセットで摂取することが大切です。
こうすることで、すでに発症している歯周病の防止と発症の予防が期待できます。
ちなみにビタミンCは、赤パプリカやキウイなどの野菜・果物に多く含まれます。
まとめ
ここまで、コラーゲンが歯周病予防に効果的な理由について解説しました。
コラーゲンとビタミンCをあわせて摂取すれば、歯茎の状態は大きく改善します。
歯茎が正常な方は、その状態をキープすることにつながります。
一度歯周病になってしまうと、治療によって簡単に完治させることはできません。
よって日頃から歯周病予防を徹底し、発症しにくい環境を整えておくべきです。