【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】自宅で行う子どものフッ素塗布について
- 2024年3月21日
- 虫歯予防
子どものフッ素塗布と聞くと、歯科クリニックで行う施術をイメージするかと思います。
しかし、実際は自宅でも同じようなケアを行うことが可能です。
また自宅で使用するフッ素塗布には歯磨き粉やジェル、洗口液が使用されます。
ここからは、これらの自宅で行うフッ素塗布の方法について解説したいと思います。
フッ素入り歯磨き粉の使い方
フッ素入り歯磨き粉は、薬局やドラッグストアなどで簡単に購入できます。
このような歯磨き粉は商品の数も多いため、探すのに時間がかかることはないでしょう。
フッ素入り歯磨き粉を使用する際は、まず通常の歯磨き粉と同じく歯ブラシにつけます。
その後、2~3分泡立ちを保つように歯を磨きます。
しっかり磨いたら唾液を吐き出し、10~15ml程度の水を口に含みます。
そして5秒程度ブクブクうがいをすれば完了です。
うがいの水を少量する理由は、フッ素をできる限り口内に残すためです。
フッ素ジェルの使い方
フッ素ジェルは、名前の通りペースト状ではなくジェル状のデンタルケア商品です。
ペーストタイプに比べ、フッ素が細かい隙間まで行き渡りやすいのが特徴です。
子どものセルフケアとしてこちらを使用する際は、まず歯ブラシにジェルを付けます。
使用量については0~2歳で2mm程度、3~6歳で5mm程度が目安です。
小学生からは、1cm程度の量を出してください。
また、こちらは就寝前に使用します。
そのため歯磨きジェルを使用する前に、夕食後通常の歯磨き粉で歯磨きをしておきます。
使い方は目安の量を歯ブラシに出し、歯全体にフッ素が行き渡るように軽く磨きます。
塗布後はうがいをせず、そのまま就寝して大丈夫です。
フッ素洗口液の使い方
フッ素洗口液は歯磨きの後に使用するものです。
子どもが使用する際は、刺激が少ないノンアルコールのものがおすすめです。
こちらの使い方としては、まず口全体に行き渡るように30秒~1分ブクブクします。
フッ素歯磨きやジェルと同様、フッ素が口の中に長く残るようにするのが大切です。
また口の中に行き渡らせたフッ素が流れないよう、使用後の過ごし方にも注意します。
具体的には、洗口液を使用した後30分間は飲み物を飲まないようにしましょう。
まとめ
ここまで、自宅で行う子どものフッ素塗布の方法について解説してきました。
セルフケアでは、歯科クリニックで行うような高濃度のフッ素塗布はできません。
しかしさまざまなデンタルケアグッズを使用することにより、近い効果は得られます。
またより高い効果を得たい場合、歯科クリニックでのフッ素塗布の併用がおすすめです。