【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】虫歯予防に効果のあるビタミンDについて
- 2023年7月23日
- 虫歯予防
虫歯を予防するために、毎日丁寧にブラッシングを行っているという方は多いかと思います。
もちろん、ブラッシングは虫歯予防における基本中の基本ですが、身体の中から虫歯を予防するためには、適切な栄養素を選んで摂取することも大切です。
ここからは、虫歯予防に効果のあるビタミンDについて解説します。
ビタミンDの概要
ビタミンDは、植物性食品に含まれるビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、動物性食品に含まれるビタミンD3(コレルカルシフェロール)の総称です。
紫外線を浴びることにより、体内で合成することができる唯一のビタミンであることから、太陽のビタミンとも呼ばれています。
また、ビタミンDには骨や歯を強くする効果の他、糖尿病の予防、免疫力向上、保湿といった効果もあります。
ビタミンDの虫歯予防効果について
ビタミンDは、虫歯に強い歯をつくるためには必須の栄養素です。
具体的には、骨を形成するカルシウムの吸収を良くしたり、歯の石灰化をサポートしたりといった効果があります。
逆に、体内のビタミンDが少なくなると、カルシウムの吸収が悪くなり、成長期の子どもにはくる病、成人では骨粗しょう症を発症させる原因になります。
ちなみに、ビタミンDは、歯の白さをアップさせる栄養素でもあります。
歯の白さに関係するエナメル質は、大半がハイドロキシアパタイトという成分で構成されていますが、こちらはカルシウムを多く摂取することで審美性をアップさせるため、吸収をサポートするビタミンDは必要不可欠だということです。
ビタミンDが多く含まれる食品
ビタミンDは、以下のような食品に多く含まれています。
・肉類
・魚介類(魚の干物、いわし、すじこ、かじき、さけ、にしん、しらすなど)
・キノコ類(干し椎茸、きくらげなど)
・卵
・乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)
このように、さまざまな食品から摂取できるため、決して必要な量を摂取するのが難しい栄養素ではありません。
ちなみに、ビタミンDの1日の摂取量は、8.5㎍が目安です。
また、上限量は100㎍であり、こちらは過剰摂取によって起こり得る健康障害を防ぐことを目的に設定されています。
まとめ
ここまで、虫歯予防に効果のあるビタミンDについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートし、虫歯を予防するための強い歯をつくるだけでなく、歯の審美性アップにも一役買ってくれます。
もちろん、他の栄養素もバランス良く摂らなければいけませんが、日々の食事において、こちらの栄養素の摂取を意識するのは大切です。