【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】適度な運動で歯周病を改善しよう!
- 2024年4月10日
- 歯周病
歯周病予防の方法と言えば、何と言ってもプラークの除去です。
しかしあらゆる角度からアプローチしなければ、十分な予防とはなりません。
例えばブラッシングの他には、毎日適度な運動をすることが挙げられます。
今回は、歯周病予防の一環として行う運動のポイントについて解説したいと思います。
歯周病と運動の関係
歯周病の方はメタボリックシンドローム(メタボ)のリスクが高いです。
こちらは2021年に発表された筑波大学のデータで明らかになっています。
また歯周病は糖尿病とも深い関係があります。
糖尿病による免疫低下機能は、歯周組織の炎症を進行させることにつながります。
そして、糖尿病の大きな原因は運動不足です。
つまり運動をしなければ、さまざまな理由で歯周病のリスクが高まるということです。
おすすめの運動について
歯周病予防としておすすめの運動は、適度な軽い運動です。
例えば日々のウォーキングは、もっとも簡単で効果的な運動の一つです。
忙しい方も、毎日30分程度のウォーキングを採り入れることをおすすめします。
また体力に自信がある方は、軽いジョギングを週に数回行いましょう。
ジョギングをすることで、より積極的な血流促進とストレス軽減が期待できます。
これらは歯周病の危険因子であるため、適切に取り除くことが大切です。
その他歯周病予防のための運動としては、ストレッチもおすすめです。
ストレッチには柔軟性を高め、血流を改善する効果があります。
継続的に行うことで歯周病の症状は軽減されます。
歯周病対策として行う運動の注意点
歯周病対策として運動を行うのは良いですが、内容は軽度なものにしましょう。
ハードな運動をした後は、身体の抵抗力が低下して感染症のリスクが高まります。
実際フルマラソンをした後は、風邪などの症状が出やすくなるとされています。
もちろん口腔内においても感染リスクが高まり、歯周病が悪化しやすくなります。
また運動中は口呼吸になることで口内が乾燥しがちです。
唾液によって口内が洗い流されないため、歯周病のリスクは高まります。
ちなみに乾燥した状態でスポーツドリンクなどを摂取すると、虫歯にもなりやすいです。
まとめ
ここまで、歯周病予防の一つである運動のポイントについて解説してきました。
忙しい社会人の方の多くは運動不足に陥っています。
運動不足は肥満につながるだけでなく、歯周病のリスクも高めるため注意が必要です。
また運動を行えば内容は何でも良いというわけではありません。
ウォーキングやジョギングなど軽めの運動を行い、正しく歯周病を予防しましょう。