【祖師ヶ谷大蔵の歯医者】飲酒が歯槽膿漏に与える悪影響について
- 2024年10月8日
- 歯周病
歯槽膿漏を発症しているということは、歯周病がかなり深刻な状況にまで進行しているということです。
そのため、早急に歯科クリニックに通わなければいけません。
また、治療中は生活習慣の改善も必要であり、中でも飲酒は控えるべきだと言えます。
今回は、飲酒が歯槽膿漏に与える悪影響について解説します。
ブラッシングが不十分になりやすい
飲酒をしている方はブラッシングが不十分になりやすく、こちらが歯槽膿漏を悪化させるおそれがあります。
飲酒は疲れを軽減したり、楽しい気分になったりする効果がある反面、摂取量が多いとついブラッシングが面倒になってしまいます。
特に酔いつぶれてしまった場合などは、そのままブラッシングをせずに寝てしまうこともあり、そうなると歯周病菌の動きは活発化します。
その結果、歯槽膿漏はさらに悪化します。
また飲酒の際はおつまみを一緒に食べることも多く、食べカスが口内に溜まると虫歯のリスクも高まります。
血管が拡張する
飲酒が歯槽膿漏に与える悪影響としては、血管が拡張することも挙げられます。
アルコールには血管の拡張作用がありますが、すでに歯槽膿漏を患っている場合、歯茎の炎症が増強されることが考えられます。
また毎日のように飲酒を続けていると、炎症が慢性化し、歯周組織の破壊が進行します。
ちなみに飲酒だけでなく、入浴や運動、サウナなどにも血管を拡張させる効果があります。
そのため歯槽膿漏と診断された方、歯槽膿漏の治療を受けている方は、これらの習慣にも注意しなければいけません。
栄養バランスが偏る
栄養バランスが偏ることも、飲酒が歯槽膿漏に与える悪影響の一つです。
歯槽膿漏を発症した場合、歯科クリニックで治療を受けつつ、自宅では栄養バランスが整った食事を摂取することが大切です。
しかし、毎日のように飲酒していると、栄養バランスが悪くなります。
食事をせずにお酒ばかり飲んでいれば、当然ながら十分なエネルギー摂取はできません。
またしっかり食事をしていたとしても、アルコールを摂取していると栄養を吸収しにくい状態になります。
さらにアルコールの分解には多くの栄養を消費し、最終的には飲酒をしただけで歯茎が痛むことも考えられます。
まとめ
適度な飲酒は疲労の軽減やリラックス効果、ストレス解消などにつながるため、必ずしも飲酒が悪いというわけではありません。
しかしこと歯槽膿漏を発症している場合は、症状を悪化させる危険性があるため、基本的には飲酒を控える必要があります。
もし治療を受けていたとしても、そのまま飲み続けると一向に症状が改善しない可能性があります。