【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で入れ歯治療】保険診療の入れ歯の注意点とは?
- 2024年12月12日
- 入れ歯
入れ歯には自由診療のものと保険診療のものがあります。
自由診療の入れ歯は使用できる素材が多く、保険診療の入れ歯は安い価格で作製することができます。
しかし、このうち保険診療の入れ歯を作製しようと考える方は、いくつか気を付けたいことがあります。
今回は、保険診療の入れ歯の注意点を解説します。
強度や審美性が低い
保険診療の入れ歯はプラスチックで作製するため、それほど強度が高くありません。
そのため、硬いものを勢い良く噛むと、割れたり欠けたりする可能性があります。
それほど硬いものを食べていない場合でも、自由診療の入れ歯と比べて磨耗するスピードは早いです。
また審美性に関しても、自由診療の入れ歯に比べると劣ります。
保険診療の入れ歯では、使用できる素材が限られているため、審美性まで高めることは極めて難しいです。
特に部分入れ歯の場合、支えとして使用している金属のバネが見えてしまうことも考えられます。
異物感が強い
異物感が強いという点も、保険診療の入れ歯における注意点です。
保険診療の場合、口内でしっかり安定させるためには、その分大きさや分厚さを十分に確保する必要があります。
そのため、どうしても異物感が強くなってしまいます。
薄くつくってしまうと、すぐにずれたり破損したりするリスクが高まります。
また異物感が強い場合、嘔吐反射のリスクも高まります。
嘔吐反射は、口の奥に異物が侵入することで起こる吐き気です。
一部の方は嘔吐反射がひどく、場合によっては入れ歯を装着し続けるのが困難になることも考えられます。
食事の美味しさを感じにくくなる
保険診療の入れ歯は、自費診療の入れ歯よりも食事の美味しさを感じにくいです。
こちらは精度の低さや熱伝導性などが関係しています。
保険診療で作製する入れ歯は、製作に使用できる素材や時間に限りがあります。
そのため、簡易的な型取りしか行うことができず、噛み合わせまでしっかりと考慮するのが難しいです。
精度が高くない場合、硬いものや歯ごたえのあるものは必然的に避けるようになります。
また分厚さがあることから、料理の熱さや冷たさも感じにくくなります。
まとめ
保険診療の入れ歯は安価な上に通院期間が短く、修理にも対応してもらいやすいです。
そのため、手軽に入れ歯を作製したい方にはおすすめです。
しかし長期間入れ歯を使用し続けたい方や、食事をしっかり楽しみたい方などにはあまり向いていません。
また素材の好みやフィット感など、なるべく自身に合った入れ歯を選択したいという方も、自費診療の入れ歯を選ぶべきだと言えます。