【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で歯周病治療】歯周病の症状に痛み止めは効果がある?
- 2024年12月21日
- 歯周病
歯周病を患っている場合、歯茎を中心にさまざまな症状が出てきます。
もちろん、症状がある場合は早急に歯科クリニックを訪れるべきですが、仕事などの関係ですぐには通院できないという方もいるでしょう。
では、歯周病の症状に痛み止めは効果を発揮するのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
痛み止めで歯周病の症状は改善する?
歯茎の痛みを感じる場合、痛み止めを服用すれば一時的に症状は改善します。
またこのとき服用するのは、歯科クリニックで処方された痛み止めがおすすめです。
歯科クリニックでは、主にロキソプロフェンなどの痛み止めが処方されます。
ロキソプロフェンは、痛みや炎症の原因となるプロスタグランジンの生成を抑え、解熱や消炎、鎮痛作用を発揮します。
ただし、痛み止めの効果はあくまで一時的なものであり、歯周病そのものを改善させることはありません。
市販の痛み止めを服用するのもOK
歯科クリニックの痛み止めを処方されていない場合や切らしている場合は、市販の痛み止めを服用しても構いません。
市販の痛み止めを選ぶ際は、即効性のあるものを選ぶのがポイントです。
具体的には、医療用でも止血剤として使用されるカルバゾクロム、表面麻酔として使われるジブカイン塩酸塩やアミノ安息香酸エチルなどが配合されたものがおすすめです。
ちなみに、特に痛みがなく歯茎の腫れだけが気になるという場合には、殺菌作用が含まれる外用薬がおすすめです。
例えばセチルピリジニウム塩化物水和物が含まれる薬は、強い殺菌作用があることで知られています。
痛み止め以外の痛みを緩和する方法
歯科クリニックに通うまでの応急処置として、歯周病の痛みを軽減するには、まずブラッシングを行って口内を清潔に保つことが大切です。
このとき、炎症がある部分も歯ブラシで優しく磨くのがポイントです。
また腫れがひどい場合は、患部を冷やす方法も有効です。
冷却シートや保冷剤をタオルで包み、痛みがある箇所の外側から当てることで、ある程度の鎮痛効果は得られます。
ただし氷を口に直接入れるなど、患部をダイレクトで冷やす行為は、刺激が強いため避けるようにしてください。
まとめ
応急処置として行うのであれば、痛み止めを服用して歯周病の症状を緩和させる方法はおすすめです。
しかし、歯科クリニックを訪れるのが億劫で、痛みをごまかすために痛み止めを使用し続けるのは良くありません。
対症療法だけで乗り切れるほど歯周病は簡単な疾患ではないため、まずは歯科クリニックの医師に相談することをおすすめします。