【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯予防】キシリトールの虫歯予防効果について
- 2024年9月5日
- 虫歯予防
虫歯予防を行うにあたって、自身のセルフケアの方法を見直すことはとても大切です。
具体的にはブラッシングの方法や使用する歯ブラシ、歯磨き粉の種類について、適切かどうかを再確認することが求められます。
また歯磨き粉には多くの虫歯予防成分が含まれますが、今回はその中でもキシリトールの効果について解説します。
キシリトールの概要
キシリトールは、白樺や樫の木などの樹木から採れる天然の甘味料です。
甘さは砂糖とほぼ同じでありながら、カロリーは砂糖の約75%しかありません。
また安全性が高いことでも知られていて、アメリカではその安全性から“1日にどれだけ摂取しても良い食品”として扱われています。
ちなみにキシリトールは人の肝臓でも、1日あたり約15gつくられています。
キシリトールの虫歯予防効果
キシリトールは虫歯予防効果のある成分として、歯磨き粉などのデンタルケア商品にも含まれています。
キシリトールは、プラーク中の虫歯菌を減少させる働きがあります。
糖類をエサとする虫歯菌は、キシリトールをエネルギーとすることで死滅するからです。
またキシリトールをエサにできない虫歯菌は、酸を生成することもありません。
口内で酸が生成されることで、歯が溶ける脱灰という現象が起こり虫歯につながるため、キシリトールには虫歯を未然に防ぐ役割があると言えます。
さらにキシリトールのひんやりとした冷却感は、唾液の分泌量を増加させる効果もあります。
唾液は口内をキレイにする自浄作用があるため、口内の健康を保つ上では必要不可欠です。
キシリトールは食品からも摂取できる
キシリトールは歯磨き粉だけでなく、食品から摂取することも可能です。
具体的には、イチゴやレタス、ホウレンソウなどに多く含まれます。
特にイチゴのキシリトール含有量はとても多く、100gあたり350mgほど含まれているため、間食などに採り入れることで大きな虫歯予防効果が期待できます。
またイチゴはキシリトールだけでなく、ビタミンCも豊富です。
一般的に歯茎からの出血はビタミンC不足が原因であることが多く、イチゴを摂取すれば虫歯以外にも歯周病、歯槽膿漏などの予防につながります。
まとめ
キシリトールには虫歯菌を減少させたり、再石灰化や唾液の分泌を促したりする効果があります。
そのため歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素など他の虫歯予防成分とあわせて、こちらが配合されているかどうかを確認しましょう。
またキシリトールは野菜や果物、ガムなどからも摂取できるため、日々の食生活にはなるべくこれらを採り入れることをおすすめします。