【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯予防】フッ素入り歯磨き粉の選び方について
- 2024年9月3日
- 虫歯予防
自宅で虫歯予防を行うにあたって、もっとも重要になるのはやはりブラッシングです。
またブラッシングの際は歯ブラシと歯磨き粉を使用しますが、歯磨き粉で注目すべき成分の一つにフッ素が挙げられます。
今回はフッ素の効果や、フッ素入り歯磨き粉の選び方などについて解説します。
フッ素の概要
フッ素は自然界の動物や食品、土壌中や海水中などに広く存在する元素の一つです。
歯科業界ではフッ化物と呼ばれ、歯磨き粉の成分表にもそう記載されていることが多いです。
フッ素には、ダメージを受けた歯が修復される再石灰化を促進したり、プラークによる酸の生成を抑えたりする効果があります。
そのため、虫歯予防には必要不可欠な成分です。
ちなみに日本国内で販売されている歯磨き粉のうち、およそ9割にはフッ素が含まれているというデータもあります。
フッ素入り歯磨き粉の選び方
フッ素入り歯磨き粉を選ぶ際、まず注目すべきなのはフッ素濃度です。
濃度が高ければ、それだけ虫歯予防の効果は高まります。
また製品を見る際は、どのような種類のフッ素が配合されているかも確認しましょう。
一口にフッ素といっても、その種類はさまざまです。
虫歯予防に効果を発揮するものは主にフッ化ナトリウム、フッ化第一スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムの3つであり、それぞれ特徴が異なります。
フッ化ナトリウムはもっとも一般的なもので、早期に虫歯予防効果を実感しやすいという特徴があります。
そしてフッ化第一スズは高い殺菌効果や歯周病予防効果、モノフルオロリン酸ナトリウムは歯の深部に浸透し、再石灰化を促す効果が期待できます。
自身にあったフッ素入り歯磨き粉を選ぶことで、より効果が得られやすくなります。
フッ素入り歯磨き粉の使い方
フッ素入り歯磨き粉で虫歯予防を行う場合、就寝前に使用するのがおすすめです。
睡眠中は唾液の分泌量が減少し、口内の細菌が繁殖しやすくなるからです。
またフッ素入り歯磨き粉でブラッシングをした後は、なるべく少ない水で口内をすすぎます。
水の量が多かったりすすぐ回数が多かったりすると、口内に十分フッ素を残せなくなり、虫歯予防効果が半減します。
まとめ
前述の通り、日本国内で販売されている歯磨き粉のほとんどにはフッ素が配合されています。
そのため、わざわざフッ素入りの製品を探す必要はほとんどありません。
ただし十分にフッ素が含まれているか、フッ素の種類はどうかといったポイントは押さえる必要があります。
また正しい使い方を心掛けることで、よりフッ素が持つ虫歯予防効果が際立ちます。