【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯予防】薬用ハイドロキシアパタイトとは?
- 2024年9月7日
- 虫歯予防
虫歯予防を目的に歯磨き粉を選ぶ際は、どのような虫歯予防成分が含まれているかを確認しなければいけません。
また代表的な虫歯予防成分としてはフッ素が挙げられますが、その他にも薬用ハイドロキシアパタイトというものがあります。
今回は、薬用ハイドロキシアパタイトの概要や効果などについて解説します。
薬用ハイドロキシアパタイトの概要
薬用ハイドロキシアパタイトは、歯や骨の主成分であるハイドロキシアパタイトを応用し、開発されたものです。
ハイドロキシアパタイトは歯のエナメル質の97%、象牙質の70%に含まれるもので、水やタンパク質と同様に身体に欠かせない成分です。
こちらを応用した薬用ハイドロキシアパタイトは生体組織に馴染みやすく吸着性があり、毒性がないのが特徴で、さまざまな虫歯予防効果を発揮してくれます。
また薬用ハイドロキシアパタイトは、主に高級な歯磨き粉に含まれています。
薬用ハイドロキシアパタイトの虫歯予防効果
薬用ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉を使用することにより、歯の再石灰化が促進されます。
具体的には、歯の表面下から溶け出したミネラルを補給し、初期虫歯を修復してくれます。
また歯の表面に付着したプラークを吸着し、除去する効果もあります。
プラークは細菌の温床であり、口内にとどまると虫歯のリスクが極めて高くなるため、薬用ハイドロキシアパタイトの効果で取り除くのが大切です。
さらに、薬用ハイドロキシアパタイトは歯の微小欠損を修復してくれます。
こちらの効果により小さなキズを埋め、プラークや着色汚れの付着を防ぎ、虫歯予防に寄与します。
薬用ハイドロキシアパタイトを使用する際のポイント
薬用ハイドロキシアパタイトが含まれる歯磨き粉を使用する場合、ブラッシング後はうがいをしすぎないようにしましょう。
少量の水で軽く口内をすすぐことで、わずかに成分を残すことができます。
また薬用ハイドロキシアパタイトとフッ素は、虫歯予防へのアプローチの仕方が異なります。
そのため、双方は併用することがおすすめです。
例えば、薬用ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉でブラッシングした後、フッ素(ジェルタイプなど)を使用します。
まとめ
虫歯予防の基本は毎日のブラッシングですが、ただ漠然と歯を磨いているだけではいけません。
ブラッシングの仕方を工夫し、使用する歯ブラシや歯磨き粉などのデンタルケアグッズについても、じっくり吟味することが大切です。
また薬用ハイドロキシアパタイトが含まれる歯磨き粉かどうかは、製品裏の成分表を確認すればすぐにわかります。