【祖師ヶ谷大蔵の歯医者で虫歯治療】甘いものを食べなくても虫歯になるのか?
- 2024年12月7日
- 虫歯予防
虫歯の原因と聞いて、甘い食べ物を想像する方は多いかと思います。
確かに、普段から甘いものばかりを頻繁に食べている方には、虫歯を発症しやすいというイメージがあります。
では、甘いもの一切を食べなくても、虫歯になることはあるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。
甘いものを食べなくても虫歯になる?
ケーキやチョコレートなど、砂糖を多く含む甘いものを一切食べなくても、虫歯になる可能性はあります。
こちらは虫歯のメカニズムを知れば理解していただけるかと思います。
虫歯の原因は、主にミュータンス菌という虫歯菌の一種です。
こちらはショ糖という糖類をエサにして増殖し、細菌の塊であるプラークをつくり出します。
またショ糖については、皆さんが想像するような甘いものだけでなく、お米やパンなどの炭水化物にも多く含まれています。
そのため、一般的な食生活を送っている限り、虫歯のリスクは避けられないということです。
虫歯には生活習慣も関係している
甘いものを食べなくても虫歯になる理由は、ショ糖が虫歯菌のエサとなり、プラークを形成するからです。
また虫歯には、摂取する食べ物の種類だけでなく、生活習慣も関係しています。
つまり普段何を食べていたとしても、悪い習慣がある場合は虫歯を発症しやすくなるということです。
例えばブラッシングを1日1回以下しか行わなかったり、ダラダラと時間をかけて間食を摂ったりする方は、甘いものを食べなくても虫歯になりやすいです。
ブラッシングをしなければプラークは除去できませんし、ダラダラ食べをすると口内が酸性に傾く時間が長くなり、虫歯菌によって歯が溶けやすくなります。
虫歯になりにくい食べ物は?
ブラッシングなどのセルフケアを徹底しなければ、虫歯を回避することはできませんが、甘いものと比べると明らかに虫歯のリスクが低い食べ物はあります。
例えば、牛乳やチーズなどカルシウムが豊富な食べ物は、丈夫な歯をつくるため虫歯予防に最適です。
またエナメル質を形成するビタミンAが豊富な柑橘類、高い抗酸化作用を持つビタミンCが含まれた緑黄色野菜なども、ある程度虫歯のリスクを下げられます。
まとめ
「甘いものさえ控えていれば虫歯にならない」と考えている方は、今すぐその考えを改めましょう。
確かに甘いものは虫歯のリスクが高いですが、ショ糖はさまざまなものに含まれるため、口内は常に虫歯のリスクにさらされています。
また食べ物の選択だけでなく、ブラッシングをはじめとする生活習慣を見直さない限り、虫歯のリスクは軽減できません。