【祖師ヶ谷大蔵駅前の歯医者】ノンクラスプデンチャーのメリット・デメリット
- 2023年6月15日
- 入れ歯
歯科クリニックで作製される入れ歯には、一般的な部分入れ歯の他にもさまざまな種類があります。
今回スポットを当てるのは、自由診療の入れ歯の1つである“ノンクラスプデンチャー”です。
ここからは、ノンクラスプデンチャーの概要やメリット・デメリットについて解説したいと思います。
ノンクラスプデンチャーの概要
ノンクラスプデンチャーは、金属製のバネ(クラスプ)を使用せず、柔軟性のある素材で部分入れ歯を作製する方法です。
通常の部分入れ歯には、基本的にクラスプが付いているため、口元を気にする方が多く見られます。
実際、笑ったときにクラスプが見えるのは、お世辞にも審美性が高いとは言えません。
ノンクラスプデンチャーでは、クラスプの代わりに、歯茎の色に似た樹脂を使用しているため、審美性に優れています。
ノンクラスプデンチャーのメリット
先ほども触れたように、ノンクラスプデンチャーは入れ歯を装着していることがわかりにくいため、審美性が高いのが特徴です。
また、軽くやわらかい素材であることから、装着時の違和感も少なく、落としたり、少々力を入れて磨いたりしても、割れることはほとんどありません。
もちろん、金属を使用していないため、金属アレルギーの心配はありませんし、締め付けられる感じや、残っている天然歯への負担とも無縁です。
奥歯など、2~3本の少数の歯が欠損している方には、特におすすめです。
ノンクラスプデンチャーのデメリット
ノンクラスプデンチャーは、特殊な樹脂でつくられていて、弾力性に優れているため、割れたり折れたりして壊れることはほとんどありません。
しかし、壊れる可能性はゼロではなく、もし壊れてしまったら、修理や修繕が難しいため、一から新しいものを作製する必要があります。
また、ノンクラスプデンチャーは自費診療の入れ歯であるため、通常の部分入れ歯よりも高額であり、修理の際にはコストがかかりやすくなります。
その他、寿命が短い点もデメリットです。
金属を使用しているものなど、他の自費診療の入れ歯は、10~20年、長ければ30年以上使用できることもありますが、ノンクラスプデンチャーは平均寿命が2~3年しかありません。
まとめ
ここまで、ノンクラスプデンチャーのメリット・デメリットを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ノンクラスプデンチャーのように、非常に優れた機能を持つ入れ歯であっても、必ず一長一短はあるということを理解しておきましょう。
メリットばかりに注目して治療を行ってしまうと、後々後悔することも考えられます。