【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】お茶が持つ虫歯予防効果とは?
- 2024年7月18日
- 虫歯予防
虫歯を予防する方法の一つに、食生活の改善が挙げられます。
具体的には野菜を多く摂取し、口内を酸性ではなくアルカリ性に傾けることなどにより、虫歯になりにくい環境がつくられます。
またお茶を積極的に摂取することも、虫歯予防につながります。
今回はお茶が持つ虫歯予防効果について解説します。
緑茶の虫歯予防効果
緑茶は数あるお茶の中でも、大きな虫歯予防効果が期待できることで有名です。
緑茶には、カテキンというポリフェノールの一種が含まれています。
こちらには虫歯菌や歯周病菌が増えることを予防したり、口臭を改善したりする効果があります。
またある研究では、緑茶を1日に4杯以上飲む高齢者の方は、緑茶を飲まない高齢者の方に比べて歯が約1.6本多かったと報告されています。
それだけ、健康な歯を残すのに有効な成分が含まれているということです。
ウーロン茶の虫歯予防効果
あまりイメージがないかもしれませんが、ウーロン茶にも虫歯予防効果があります。
具体的には、グルカンを減らす働きを持っています。
甘いものをたくさん摂取すると虫歯のリスクが高まりますが、こちらは糖分が虫歯菌と結びつき、グルカンというネバネバした成分をつくり出すことが理由です。
またグルカンに多くの細菌が組み合わると、徐々に大きな塊へと成長していきます。
こちらが歯に付着するプラークです。
ウーロン茶にはプラークの前段階であるグルカンを大幅に減らす作用があるため、摂取することで虫歯だけでなく歯周病のリスクも軽減できます。
麦茶の虫歯予防効果
特に夏の暑い時期には好んで飲む方も多い麦茶ですが、実は麦茶にも虫歯予防効果があります。
麦茶に含まれる虫歯予防成分は、抗酸化作用のあるポリフェノールと、褐色の成分であるメラノイジンです。
これらの成分は、虫歯の原因菌などのバクテリアが歯に付着するのを防ぐ作用があります。
また、麦茶はカフェインが含まれていません。
カフェインは、強い歯をつくるカルシウムを排出する働きを強める効果があり、過剰摂取で歯がもろくなるという研究結果も出ています。
つまり麦茶を積極的に摂取すれば、歯の耐久性もアップするということです。
まとめ
お茶にはさまざまな種類がありますが、どのお茶にも少なからず虫歯予防効果は存在しません。
そのため、虫歯予防を徹底したいという方は、お茶もしくはミネラルウォーター以外の飲み物をなるべく飲まないようにしましょう。
また、当然お茶を摂取するだけでは虫歯を予防できないため、食事の摂り方やブラッシングの仕方などについても気を遣わなければいけません。