【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】チーズが持つ虫歯予防効果について
- 2024年7月5日
- 虫歯予防
虫歯予防の基本的な方法といえばやはりブラッシングですが、歯に良い効果をもたらす食品を摂ることも虫歯予防の一環です。
また歯に良い食品としては、小魚や緑黄色野菜などがありますが、実はチーズにも虫歯予防効果があります。
今回は、チーズが持つ虫歯予防効果について解説します。
チーズが持つ虫歯予防効果
チーズには、口内環境を酸性からアルカリ性に変える働きがあり、こちらが虫歯予防につながります。
食事をした後は、口内が酸性に傾きます。
酸性に傾くと酸の量が増加し、歯の表面にあるエナメル質が溶けやすくなるため、虫歯のリスクも上昇します。
一方チーズを食べると、口内の酸性化を防止できるため、虫歯ができにくい口内環境になります。
またチーズの主要タンパク質であるカゼインには、歯のエナメル質に吸着し、虫歯菌の付着を抑制する働きもあります。
このような働きは、同じ乳製品である牛乳やヨーグルトにはありません。
ちなみに、チーズの虫歯予防効果はWHO(世界保健機構)でも認められていて、科学根拠レベルはノンシュガーレスガムと同じくらい高いです。
虫歯予防におすすめのチーズ
上記のような虫歯予防効果を発揮できるのは、硬くて重さのあるチーズです。
具体的には以下のようなものが該当します。
・チェダーチーズ
・ゴーダチーズ
・ミモレット
・パルミジャーノレッジャーノ など
ハードチーズがおすすめの理由は、よく噛んで食べなければいけない種類だからです。
咀嚼回数が増える方が唾液は分泌されやすくなり、チーズの虫歯予防効果はより高まります。
虫歯予防としてのチーズの食べ方
虫歯予防の一環としてチーズを食べる場合、食後に2~3口をしっかり噛んで食べるのがおすすめです。
よく噛むことで唾液にチーズの成分が溶け出し、虫歯予防につながりやすくなります。
また虫歯予防効果を高めるためには、チーズを食べた後すぐにブラッシングをしないようにしましょう。
ブラッシングまで10分ほど時間を置くことで、歯に虫歯予防効果のある栄養素をしっかり浸透させられます。
ただしブラッシングをおろそかにすると、歯に詰まったチーズがプラークや歯石に変わってしまうため、注意してください。
まとめ
あまりイメージはないかもしれませんが、チーズは数ある乳製品の中でも、非常に高い虫歯予防効果を持っています。
牛乳やヨーグルトなど、他の乳製品にはない虫歯予防効果を持っていることも強みです。
また、チーズには美肌効果や便秘改善効果などもあるため、少しでも日々の食事に採り入れることをおすすめします。
ただし、チーズはカロリーが高いため、食べすぎには注意してください。