【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】レーザーによる虫歯・歯周病治療について
- 2024年6月15日
- 虫歯治療
一般的な虫歯治療は、虫歯の部分を削って取り除き、詰め物や被せ物を装着する方法で行われます。
また歯周病治療としてはスケーリング、ルートプレーニングなどが実施されますが、これらの治療にはレーザー治療が採用されることもあります。
今回はレーザー治療の概要と、レーザーによる虫歯・歯周病の内容を解説します。
レーザー治療の概要
レーザー治療は、ある単一の波長からなるレーザー光線を歯に照射することにより、治療効果を出す療法です。
歯科クリニックで使用するレーザーにはいくつかの種類があり、その種類によって性質や治療範囲などは変わってきます。
またレーザー治療は痛みや不快感が少ない治療法であり、さまざまな歯科治療で応用されています。
特に虫歯治療、歯周病治療で用いられるケースが多いです。
レーザーによる虫歯治療
レーザーによる虫歯治療では、虫歯菌に侵された部分にレーザーをピンポイントで当てていきます。
虫歯菌に侵食された部分は、正常なところよりもやわらかくなっているため、レーザー光線を当てることで優先的に削れていきます。
こちらを蒸散除去といい、虫歯部分を一気に蒸発させることが可能です。
また虫歯部分がなくなったら、後はその部分にプラスチックを充填します。
レーザーによる虫歯治療では、通常局所麻酔を使用することがありません。
なおかつ歯を余計に削る心配もないため、患者さんにとっては非常に負担の少ない治療だと言えます。
さらにレーザーを併用すれば、従来の虫歯治療よりも早く治療が完了し、高確率で虫歯の再発を防ぐこともできます。
レーザーによる歯周病治療
レーザー治療は歯周病治療でも採用されます。
具体的には、まず歯周ポケット内にレーザー内にレーザーを照射します。
照射により、歯周ポケット内の細菌に対する殺菌・消毒、歯茎の内側における状態の良くない肉芽の蒸散、膿の排出を促進します。
またこれらの効果は、歯周病で弱っている歯茎の血行を良くしてくれるため、健康で引き締まった歯茎に再生することが可能です。
歯周病の進行状況により、治療の期間と回数には個人差がありますが、効率的な歯周病治療が実現できることに変わりはありません。
まとめ
レーザー治療は痛みや違和感を減らしつつ、なおかつ虫歯や歯周病を効率良く治療することができます。
最新医療ということもあり、通常の治療と比べると費用は高くなりがちですが、それを十分カバーできるメリットは持ち合わせていると言えます。
ただしすべての歯科クリニックで取り扱っているとは限らないため、治療を受けたい場合は事前に歯科クリニックの情報を集めておきましょう。