【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】妊娠中にホワイトニングを受けるべきではない理由
- 2024年5月14日
- ホワイトニング
妊娠中にふと歯の黄ばみが気になり、ホワイトニングを受けようと考える方もいるかもしれません。
しかし、妊娠中は身体の状態がいつもと違うため、基本的にはホワイトニングを受けてはいけません。
今回は、妊娠中にホワイトニングを受けるべきではない理由について解説します。
胎児に影響が出る可能性がある
多くの歯科クリニックでは、妊娠中のホワイトニング治療を禁忌としています。
その理由としては、まずホワイトニング剤の使用により、胎児に影響が出る可能性があることが挙げられます。
歯科クリニックのホワイトニング剤は、主に過酸化水素で構成されています。
過酸化水素は、気体化したものが体内に取り込まれることにより、血液中のタンパクと反応して気泡をつくります。
こちらの気泡は母乳や胎盤を通過した血液から胎児の中に入り、血管をつまらせることがあり、安全な出産を妨げるおそれがあります。
口内環境が悪化しやすい
口内環境が悪化しやすいことも、妊娠中にホワイトニングを受けるべきではない理由の一つです。
妊娠中は女性ホルモンのバランスが乱れることで、歯茎の腫れや唾液量の減少といったトラブルが起こりやすいです。
これらは当然、虫歯や歯周病の原因にもなります。
また口内にトラブルを抱えた状態でホワイトニングを行うと、より症状が悪化したり、知覚過敏を引き起こしたりするおそれがあります。
さらに、口内トラブルの悪化によってストレスが溜まると、お腹の中の赤ちゃんにも悪影響が出ることが考えられます。
身体の負担が大きい
妊娠中にホワイトニングを受けるべきではない理由としては、身体の負担が大きくなることも挙げられます。
妊娠中は、免疫細胞が胎児を異物とみなして攻撃しないよう、妊婦さんの免疫力が低下します。
そのため、普段なら特に問題ないような弱い感染症でも、妊娠中は合併症を起こして重症化するおそれがあります。
また、こちらはホワイトニングにも同じようなことが言えます。
妊娠中にホワイトニングを受けることで、普段よりも痛みを感じやすくなったり、体調を崩しやすくなったりする可能性があります。
まとめ
妊娠中は、母子ともに危険が及ぶ可能性があることから、基本的にはホワイトニングを受けられません。
そのため、歯の黄ばみが気になる場合は、ブラッシングなどで対応することをおすすめします。
また、できる限り着色しやすい飲食物を避けたり、フロスや歯間ブラシを併用したりするのもポイントです。
ちなみに、歯科クリニックで治療を受ける場合、安定期に行うクリーニングであれば問題ないでしょう。