【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】妊娠中に子ども用歯ブラシを使わない方が良い理由は?
- 2024年5月25日
- マタニティ歯科
妊娠中、身体に起こる大きな変化の一つに、体調の悪化が挙げられます。
特に悪阻(つわり)による吐き気は、ひどい方では妊娠中ずっと続くことも考えられます。
また、悪阻でブラッシングがしづらいとき、ヘッドが小さい子ども用歯ブラシを使用する方がいますが、こちらはおすすめできません。
今回はその理由を解説します。
歯茎が傷つきやすい
妊娠中に子ども用歯ブラシを使わない方が良い理由としては、まず歯茎が傷つきやすいことが挙げられます。
こちらは毛先が短いことが理由です。
子ども用歯ブラシは、大人用歯ブラシと比べてヘッドが小さいだけでなく、毛先も短いです。
また大人は子どもよりもブラッシングの力が強く、毛が短い歯ブラシで磨いてしまうと、歯茎を傷付けるリスクが高まります。
さらにブラッシングで歯茎が傷つくと、痛みや口内炎、細菌感染などの症状にもつながります。
磨き残しが出やすい
妊娠中に子ども用歯ブラシを使用すると、磨き残しが出やすくなります。
前述の通り、子ども用歯ブラシは毛先が短いです。
その上、子どもが握りやすいように、柄の部分も短くつくられています。
そのため、奥歯などの汚れが溜まりやすい部分まで毛先が届かず、磨き残しが増えやすくなる傾向にあります。
また大人用歯ブラシの毛先は、長いだけでなくしなやかさもありますが、子ども用歯ブラシの毛先はしなやかさもあまりありません。
その影響から、歯と歯や歯茎の間などに毛先が入りにくく、どうしても口内にはプラークが残りやすくなります。
妊娠中に使用すべき歯ブラシ
妊娠中に使用すべきなのは、子ども用歯ブラシの良さを併せ持った、大人用の歯ブラシです。
具体的には、ヘッドが小さく薄いものでありながら、毛先や柄の長さも兼ね備えているような製品です。
大人用でも、ヘッドがコンパクトなものは数多く販売されています。
また比較的悪阻の症状が軽く、しっかりブラッシングができそうな場合は、デンタルフロスや歯間ブラシなども併用しましょう。
これらのアイテムがあれば、歯ブラシが届きにくく、プラークが溜まりやすい箇所の汚れもケアすることができます。
まとめ
妊娠中は体調や環境が大きく変化するため、なかなか歯ブラシの選び方やブラッシングの仕方にまでは気が回りません。
しかし、妊娠中はただでさえ口内環境が悪化しやすく、ブラッシングが不十分だとさらにそのリスクは高まります。
そのため磨きやすい大人用歯ブラシを選び、プラークが取り切れない部分については、他のデンタルケアグッズで対応するようにしましょう。