【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】妊娠中のブラッシングがつらい場合の対処法
- 2024年5月18日
- マタニティ歯科
妊娠初期は、食欲不振や吐き気などの症状を伴う悪阻(つわり)が発生しやすいです。
また悪阻があると、どうしてもブラッシングを行うのがつらくなり、磨き残しや虫歯・歯周病のリスクは高くなってしまいます。
今回は、妊娠中のブラッシングがつらい場合の主な対処法を解説します。
下を向いて小刻みに磨く
妊娠中の悪阻がひどい場合は、下を向いて小刻みにブラッシングすることで、身体への負担をある程度軽減できます。
顎を引いて下を向くことにより、喉の奥に刺激物が触れるのを防ぐ効果が得られます。
また歯ブラシを小刻みに動かすことで、口に伝わる刺激が軽減され、悪阻がひどくてもプラークを落としやすくなります。
ちなみに奥歯を磨く場合は、縦ではなく横から歯ブラシを入れることにより、気持ち悪さを緩和できます。
このとき使用する歯ブラシは、なるべく異物感をなくすために、ヘッドが小さめのものがおすすめです。
何もつけずにブラッシングする
ブラッシングをする際は歯磨き粉をつけるのが一般的ですが、妊娠中でブラッシングがつらい場合は、何もつけずに磨く方法を試してみましょう。
歯磨き粉の中には、味やニオイが強めのものもあるため、何もつけなければ味やニオイで気持ち悪くなることはありません。
また、「歯磨き粉がなければ磨けた気がしない」という方も多いかと思いますが、磨けた気がするかどうかを気にする必要はありません。
確かに歯磨き粉を使用すれば口の中がサッパリしますが、しっかりプラークを落とせていれば、歯磨き粉がなくても特に問題ないと言えます。
もし、歯磨き粉の爽快感を味わいたいというのであれば、ブラッシング後にマウスウォッシュなどを使用しましょう。
“ながら磨き”をする
妊娠中、ブラッシングだけに集中すると、どうしても嘔吐反射などが起こりやすくなります。
そのため、ブラッシングをなるべく意識しないように、“ながら磨き”を行うことをおすすめします。
ながら磨きは、テレビを観たり、スマホを使用したりしながら行うブラッシングです。
テレビやスマホに意識が分散されるため、ブラッシングの気持ち悪さはある程度軽減できます。
まとめ
妊娠中の悪阻は、ほとんど症状が現れない方もいます。
逆に、妊娠初期から後期まで、ずっと悪阻が継続するようなケースもあります。
また悪阻がひどい方は、食事がなかなか喉を通らないだけでなく、ブラッシングにも支障をきたします。
妊娠中はただでさえ女性ホルモンの影響により、口内環境が悪化しやすいため、ブラッシングができるように工夫しなければいけません。