【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】妊娠中の食事やブラッシングのポイント
- 2024年5月16日
- マタニティ歯科
妊娠中の方は、自身の身体はもちろん、お腹の中にいる赤ちゃんにとっても良い生活を送る必要があります。
マタニティ歯科の観点で言うと、口内環境を良くするために、食事の内容やブラッシングを意識することが大切です。
今回は、妊娠中の食事やブラッシングの主なポイントを解説します。
妊娠中に摂取すべき食べ物は?
妊娠中の歯を守るためには、カルシウムやタンパク質、ビタミンB6などが豊富な食品を摂取することが大事です。
カルシウムは健康な歯や骨をつくる役割があり、タンパク質は筋肉や臓器をつくるだけでなく、ホルモンや免疫物質を合成する働きもあります。
また、ビタミンB6は悪阻の改善に効果的です。
これらの栄養素は、主に以下の食材から摂取することができます。
栄養素 |
豊富な食材 |
カルシウム |
牛乳、小魚、チーズなど |
タンパク質 |
肉類、卵、豆腐など |
ビタミンB6 |
ししとう、モロヘイヤ、ブロッコリーなど |
妊娠中に食べすぎない方が良いものは?
妊娠中は、うなぎやレバーなどビタミンAが豊富なものを食べすぎないようにしましょう。
ビタミンAは目や皮膚などの健康維持に欠かせない栄養素ですが、妊娠初期に過剰に摂取すると、赤ちゃんの器官形成異常が起こる可能性が高まります。
また昆布に多く含まれるヨウ素は、不足していても過剰摂取しても、赤ちゃんに影響が出るとされています。
その他、魚に含まれる水銀の摂取にも注意すべきです。
魚の中には、食物連鎖の過程で体内に水銀を蓄積しているものがあり、食べる量によっては赤ちゃんの発育に影響を与えます。
特にメバチマグロやメカジキ、キンメダイなどの魚は摂り過ぎに注意しましょう。
妊娠中のブラッシングについて
妊娠中は、主に女性ホルモンの影響で口内環境が乱れやすくなるため、ブラッシングも丁寧に行わなければいけません。
具体的には、順番を決めて一筆書きのイメージで磨くことを意識しましょう。
また歯ブラシを小刻みに動かしたり、歯の裏側を特に念入りに磨いたりすることで、磨き残しが出にくくなります。
ちなみに、悪阻がひどくブラッシングが満足にできないという場合は、ヘッドが小さい歯ブラシに変えるなどの工夫をしましょう。
まとめ
妊娠中は体調を崩しやすく、身体も重くなるため、なかなか食事やブラッシングのことにまで気が回りません。
しかし、自身と赤ちゃんの健康を望むのであれば、できる範囲で工夫をして過ごすことが大切です。
また旦那さんや両親は、妊婦さんの負担を極力減らせるように、サポートを継続してあげてください。
特に妊娠後期は、家族の献身的なサポートが必要不可欠です。