【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】爪を噛む癖があると顎関節症になる?
- 2024年8月24日
- 歯科口腔外科
子どもの頃、事あるごとに爪を噛んでしまっていたという方は多いかと思います。
また、このような癖は成長するにつれて少しずつなくなっていくものですが、中には大人でもまだ癖が残っている方がいます。
今回は、爪を噛む癖の原因や顎関節症との関係などについて解説します。
爪を噛む癖の原因
爪を噛む癖の原因は、主にストレスです。
歯ぎしり、髪の毛を触るといった行動と同じように、日頃溜まったストレスを解消するために行うものと言われています。
また大人が行う場合、特に意味はなく、これまで爪を噛んできたことが習慣づいてしまっている可能性が高いです。
つまり、無意識に行っているケースがほとんどだということです。
ちなみに、無意識に爪を噛む癖ほど、自分の意思でやめるのは難しくなります。
爪を噛む癖の悪影響
頻繁に爪を噛んでいると、顎に負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが高まります。
仕組みとしては、1日のうち何時間も硬い食べ物を噛み続けるのと同じです。
もちろん、すでに顎関節症を発症している方は、症状を悪化させるおそれがあります。
また習慣的に爪を噛むと、爪がボロボロになったり、場合によってはタコができたりと、爪や指自体にも影響が出ます。
さらに爪を噛む癖は口内にも影響を及ぼします。
無意識のうちに爪を噛む場合、使用されるのは前歯である可能性が高いです。
ずっと同じ前歯に負担がかかり続けることで、歯並びが悪化することが考えられます。
歯並びが悪化すれば、当然噛み合わせにも問題が生じ、これまで食べられていたものが食べられなくなる可能性があります。
爪を噛む癖の治し方
爪を噛む癖を治すには、やはりそのような癖があることを自覚しなければ始まりません。
具体的には、どのようなタイミングで噛んでいるか、どれくらいの頻度で噛んでいるかを意識するのが大切です。
こういった意識を強く持つことで、癖を治すきっかけになるかもしれません。
また大人の方であっても、ストレスは少なからず爪を噛む癖に影響しています。
そのため、ストレスを軽減させることも意識しましょう。
ちなみに、苦み成分が含まれる爪噛み抑制剤を爪に塗布すれば、噛みたくても噛めない状況をつくることもできます。
まとめ
大人の方であっても、爪を噛む癖があり、それが習慣化してしまっている方はいます。
またこのような行動は、就寝中の歯ぎしりや食いしばりと同じく改善が難しいですが、放置していると顎関節症のリスクはますます高まります。
もし改善が見られないというのであれば、歯科クリニックや心療内科クリニックなどに相談してみましょう。