虫歯を予防する方法と言えば、やはり毎日のブラッシングや歯科クリニックでの定期検診などが挙げられます。

またその他にも、キシリトールガムを噛むという方法があり、こちらは手軽で多くの方におすすめです。

今回は、キシリトールガムの虫歯予防効果や正しい食べ方、注意点などについて解説します。

キシリトールガムの虫歯予防効果

キシリトールは、多くの果実や野菜の中に含まれる天然の甘味料です。

主に白樺などの樹木から採取される成分を原料としています。

キシリトールを摂取しても、口内の細菌は虫歯の原因となる酸を産生することができません。

またキシリトールには、プラーク中の酸を中和し、虫歯の進行を抑える作用も持っています。

さらに、虫歯菌の活動そのものを弱めたり、歯のプラークが剥がれやすくなったりといった効果もあります。

自然界の食品からもキシリトールは摂取できますが、含有量の多さを考えると、やはりキシリトールガムから摂取するのがもっとも効率的です。

虫歯予防のためのキシリトールガムの食べ方

虫歯予防としてキシリトールガムを摂取するのであれば、1日3回噛むのが効果的です。

ブラッシングの効果を高めるにはブラッシング前が良いですが、歯を強くすることを期待するのであれば、ブラッシング後がおすすめです。

これはどちらでも構いません。

いずれにしてもキシリトールの虫歯予防効果を十分に発揮させたいのであれば、1日3回5分程度、3ヶ月以上、毎日続けることが大切です。

ちなみに、就寝前にキシリトールガムを摂取するという方法もおすすめです。

キシリトールガムを摂取する際の注意点

キシリトールガムは虫歯予防効果が見込めますが、毎日大量に食べることは控えましょう。

過剰なキシリトールの摂取は、腸内細菌のバランスを崩し、下痢や消化不良を引き起こす可能性があります。

またキシリトールは糖アルコールの一種であり、一部のカロリーを含んでいます。

そのため、過剰な摂取は体重増加の原因となることも考えられます。

ちなみに、キシリトールガムを摂取するだけでは、効果的な虫歯予防とはなりません。

ブラッシングや定期検診など、基本的な虫歯予防も並行して行うことが前提です。

まとめ

キシリトールガムは、コンビニやドラッグストアなどで簡単に購入できます。

そのため、虫歯予防に力を入れたいという方は、継続して摂取することをおすすめします。

ただし、毎日大量に摂取したり、ガムを噛んでいるからといってブラッシングなどのケアをおろそかにしたりしてはいけません。

虫歯予防は、多角的に行うことで初めて効果を発揮します。