【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者】象牙質再生治療の注意点とは?
- 2024年6月6日
- 虫歯治療
*当院ではこの治療を行っておりません
象牙質再生治療は、歯髄再生治療と同時に行う治療であり、名前の通り歯髄だけでなく象牙質の再生も目的としています。
実施することにより、歯全体の強度向上のほか、間隙の封鎖や再感染防止などの治療メリットが見込まれます。
しかしこちらの治療には注意点もいくつかあるため、今回はその内容を解説します。
コストがかかる
象牙質再生治療は、歯髄再生治療とあわせて行うため、保険が適用されません。
そのため、患者さんの想定よりもコストがかかる可能性があります。
具体的には前歯で約50~70万円、小臼歯で約60~90万円、大臼歯で約80~100万円の治療費がかかります。
奥歯の方になるほど根の本数が多くなるため、歯髄再生治療、象牙質再生治療ともに金額は高くなります。
また歯の状態によっては、MRI検査を受けなければいけないこともあり、その場合は別途費用が発生することも考えられます。
そのため、前もってカウンセリングの段階で、おおよその治療費を確認しておくことをおすすめします。
治療できる歯科クリニックが少ない
象牙質再生治療を受けるにあたって注意したい点としては、治療できる歯科クリニックが少ないことも挙げられます。
歯髄再生治療、象牙質再生治療は、特殊な設備や高度な技術が必要です。
そのため国の再生医療の法律に則り、特定認定再生医療等委員会において、再生医療等提供計画の審査に合格した歯科クリニックしか行うことができません。
現時点でこちらの条件をクリアしている歯科クリニックは少なく、限られた場所でしか治療を受けられない点はデメリットだと言えます。
もちろん治療できる場所が少ないということは、遠方まで足を運ばなければいけないだけでなく、複数の歯科クリニックを比較するのも難しいということになります。
副作用が出る可能性がある
象牙質再生治療を受けることにより、副作用が出る可能性があります。
具体的には不用歯を抜歯する際、出血や神経麻痺、麻酔による副作用などが起こる可能性があるため、注意が必要です。
もちろん、副作用や予期せぬ反応が出た場合、歯科クリニックでは迅速かつ適切に対処してくれます。
それでも、完全にリスクをゼロにすることは難しいです。
まとめ
象牙質再生治療は、象牙質を失った方にとっての救いの手となる治療ですが、コスト面での患者さんの負担は大きくなります。
また象牙質再生治療は歯髄再生治療と同時に受けるため、こちらの治療におけるデメリットが反映されることも多いです。
それでも優れた治療法であることは事実なため、興味がある方はまず取り扱いのある歯科クリニックをチェックしてみましょう。
*当院ではこの治療を行っておりません