【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者・顎関節症治療】顎関節症の原因や治療法について
- 2024年8月17日
- 歯科口腔外科
顎関節症は、顎関節の痛みや違和感が出たり、正常な機能を発揮できなくなったりする疾患です。
重度にまで進行すると、食事がまともに摂れなくなったり、思うようにコミュニケーションが取れなくなったりすることもあります。
今回は、顎関節症の原因や治療法などを中心に解説します。
顎関節症の主な原因
顎関節症の主な原因としては、噛み合わせの悪さ日々の習慣などが挙げられます。
上顎と下顎の大きさがバラバラだと、出っ歯や受け口などの不正咬合につながります。
このようにバランスが悪いと顎のゆがみにもつながり、結果的に顎関節症を発症することがあります。
また日常生活における何気ない癖や習慣も、顎関節症のリスクを高めます。
例えば頬杖や唇や頬の内側を噛む癖、片方の歯で噛む癖などは、顎の負担増加やバランスの悪化につながります。
またうつ伏せ寝や猫背など、姿勢の悪さも顎関節症につながる原因になります。
ちなみに、寝ているとき無意識に行う歯ぎしりや食いしばりにも注意が必要です。
顎関節症の主な治療法
顎関節症の主な治療法としては、やはりマウスピースの使用が挙げられます。
こちらはスプリントと呼ばれるものです。
スプリントは、就寝中にマウスピースを装着することにより、顎関節の変化を起こし、歯ぎしりや食いしばりを改善できます。
また歯ぎしりや食いしばりの負担を分散、軽減したりすることで、顎関節症の症状をやわらげることも可能です。
ちなみにスプリントには、口周りの筋肉が自然になり、顔貌の変化や頭痛、肩こりなど、口内や顎などで起こる症状以外の症状の緩和も期待できます。
顎関節症を放置するとどうなるのか?
顎関節症を治療せずに放置するとどんどんズレが大きくなり、より口が開けにくくなるだけでなく、食事の際に顎が疲れやすいなど、生活に支障をきたすことも考えられます。
また顎関節症になると、噛み合わせが正常な場合と違い、バランスを崩してしまうため、肩やこめかみ、腰なども緊張した状態になります。
このような緊張状態が続くと、不具合を起こし、痛みにつながることがあります。
さらに噛む筋肉の上に通っている視神経に異常が出て、目の奥が痛んだり、違和感を覚えたりこともあります。
まとめ
顎関節症を発症すると、日常生活において制限されるシーンが多くなります。
またそれによる精神的ストレスが増加し、さらに症状が悪化してしまうことも考えられます。
そのため、少しでも顎に違和感があるのであれば、なるべく早めに歯科クリニックを受診してください。
必要であれば、マウスピースの使用をはじめとする治療を受けることも大切です。