【祖師ヶ谷大蔵駅近くの歯医者・顎関節症治療】顎関節症とストレスの関係とは?
- 2024年8月19日
- 歯科口腔外科
現代社会で生きる以上、ストレスを抱えずに生きていくのは不可能に近いです。
ストレスは外部の刺激から生じる緊張状態であり、身体にも精神にも悪影響を及ぼします。
またストレスが溜まっている方は、顎関節症を発症するリスクも高まります。
今回は、顎関節症とストレスの関係性や対策などを解説します。
ストレスによって顎関節症を発症するメカニズム
大きなストレスを感じると、人の身体は無意識のうちに余計な力がかかるようになります。
これにより、歯をよく食いしばるようになり、徐々に顎関節にかかる負担が大きくなります。
そして食いしばりが慢性化することにより、顎関節のリスクは高まります。
食いしばりや歯ぎしりについては、脳が感じているストレスを発散するために行われると言われています。
そのため、まずはストレスを軽減させなければ、なかなか顎関節症のリスクは排除できません。
ストレスを解消するには十分な睡眠が大切
顎関節症を引き起こすストレスは、十分に睡眠を取ることである程度軽減されます。
睡眠は、心と身体をリセットするための時間だからです。
睡眠不足が続くと、思考力が低下したりイライラしたりして、身体の不調や免疫力の低下につながります。
またその間身体は常に緊張しているため、食いしばりや歯ぎしり、顎関節症のリスクは高くなります。
近年、十分な睡眠を取らずに仕事や育児を優先している方は多いですが、疲労感や顎の違和感などがある場合には、無理をせず早めに就寝すべきです。
毎日1時間早く寝るだけでも、ストレスの度合い変わってきます。
ストレス軽減には甘いものもおすすめ
顎関節症の主な原因であるストレスは、甘いものを摂取することでもある程度和らぎます。
こちらは甘いものを食べることで、セロトニンが分泌されるからです。
セロトニンは、精神に安定感をもたらす神経伝達物質の一つです。
またこちらを合成するには、血糖値の上昇時に分泌されるインスリンが必要です。
インスリンがトリプトファンという物質を脳内に運び、そこでセロトニンが生成されます。
甘いものは砂糖などが含まれるため、インスリンの分泌を促してくれます。
まとめ
顎関節症とストレスは、とても密接な関係にあります。
極端な話、ストレスを一切排除できれば、顎関節症になる可能性は限りなく低くなります。
しかしストレスがない状態で生きていくのは難しいため、現実的な話として、日々の睡眠や食事などでなるべくストレスを軽減するしかありません。
もちろんすでに歯ぎしりや食いしばりがある場合は、スプリント療法などで治療することが望ましいです。