ラミネートベニアは、歯の色調や形などを変えられる審美歯科治療として、多くの歯科クリニックで採用されています。
しかしこちらは費用が高額になったり、健康な歯を削らなければいけなかったりといったデメリットがあり、他にも注意点がいくつかあります。
今回は、ラミネートベニアの意外な注意点を解説します。
チップが取れたり割れたりすることがある
ラミネートベニアで装着するチップは、接着剤を使用して歯に貼り付けるという構造上、取れてしまうことがあります。
セラミック製のチップそのものはそれほど劣化しませんが、接着剤はどうしても劣化するため、外れたときには通院して再装着しなければいけません。
またチップが急に外れたことにより、落としてしまったり、踏んでしまったりして破損することも考えられます。
少ない歯の治療には向いていない
実はラミネートベニアは、少ない歯の治療には向いていない施術です。
こちらは、周囲の歯とのバランスを取るのが難しくなるからです。
ラミネートベニアは歯にセラミックのチップを貼り付けるものであり、治療した歯にはどうしても厚みが生まれてしまいます。
そのため、隣の天然歯とまったく同じ見た目に仕上げるのは難しいです。
もし違和感のない見た目にしたいのであれば、周囲の歯とのバランスを取るために4~8本程度を治療し、左右対称に治療するのが望ましいです。
もちろん1本しか治療する必要のない方は、その分削らなければいけない健康な歯の本数が増えてしまいます。
治療後にホワイトニングを受けるのが難しい
ラミネートベニアの治療を行った後、またさらに歯の見た目を良くしたいと考える方は、ホワイトニングを検討するかと思います。
しかしラミネートベニアの後のホワイトニングは、基本的におすすめできません。
なぜなら、ラミネートベニアの治療をした歯だけが浮いてしまうからです。
どれだけ見た目が天然歯に近くても、セラミックのチップは人工物です。
そのため、ホワイトニングの薬剤で白くすることはできません。
つまり先にラミネートベニアを行ってしまうと、ホワイトニングを行った周りの歯に色を合わせられないということです。
まとめ
歯への負担が少なく、治療期間も短くて済むラミネートベニアは、手軽に歯の審美性をアップさせられる方法として重宝されています。
しかし、チップには脱落や破損のリスクがありますし、1本だけ治療する場合にはあまり向いていません。
その上、施術後のホワイトニングは非常に難しいため、しっかり必要性やタイミングを考えて施術を受けることが大切です。