子どもの口内には、最初から虫歯菌が存在するわけではありません。
また家族で食事を摂るとき、気を付けなければ親御さんの口内にある虫歯菌が子どもにうつってしまうことがあります。
今回は、食事のとき子どもに虫歯をうつさないための主な対策について解説します。
食べ物を噛んで与えない
離乳食期の子どもに対して、一定の親御さんは噛み砕いたものを食べ与えるという方法を実践しているかもしれませんが、こちらは虫歯予防の観点からはNGです。
確かに、幼い子どもは硬さのあるものが食べられませんが、親御さんが咀嚼すると虫歯菌が含まれる食事を食べ与えてしまうことになります。
もし離乳食を食べさせるのであれば、最初からすり潰された野菜やおかゆなどを与えるようにしましょう。
ちなみに事前にブラッシングを行っていたとしても、虫歯菌は一度のブラッシングですべて除去されるわけではないため、特に意味はありません。
熱い食べ物を息で冷ましてから与えない
子どもは大人と違い、口内で熱さを調整しながら食べるのが苦手です。
そのため、熱々の状態の料理を食べると、火傷のリスクが高まります。
またこのような熱い食事を与えるとき、親御さんが事前に息を吹きかけて冷ますことがありますが、この行動も虫歯がうつる原因になります。
息を吹きかけるだけであれば問題ないように思えますが、実際息を吹きかけるときは微量の唾液が飛散しているものです。
このことから、親御さんの唾液に混ざった虫歯菌が子どもの食事にうつってしまうことがあります。
熱いものに関しては、子どもに食べ与える時点で適温まで冷ましておきましょう。
大皿料理を避ける
親御さんから子どもに虫歯をうつさないようにするには、できる限り大皿料理を避けることをおすすめします。
なぜなら、直箸のリスクがあるからです。
大皿料理は、本来菜箸やトングなどで各自のお皿に取り分けて食べるものです。
しかし、子どもはわざわざ菜箸を使わず、直箸で取ってしまうことがあります。
また親御さんも同じようなことをしていると、親御さんの箸⇒料理⇒子どもの箸⇒子どもの口内と虫歯菌が移動してしまいます。
まとめ
親御さんは、ブラッシングをはじめとする子どものセルフケアをサポートし、良好な口内環境をキープしなければいけない立場です。
しかし食事のときの工夫を怠ると、前述のように子どもに虫歯がうつってしまう可能性があります。
もちろん、虫歯菌が移動したからといって100%虫歯を発症するとは限りませんが、そのリスクを限りなくゼロに近づけることが大切です。