インプラント治療はとても優れた治療法ですが、中には適用するのが難しい方もいます。
例えば特定の疾患を患っている方や、18歳以下の未成年の方などは、原則治療の対象外とされています。
またこれらに該当していなくても、体力に自信がない方は適用できない可能性があります。
今回は、こちらの理由について解説します。
外科治療を行うから
歯を失ったときに行われる治療としては、入れ歯やブリッジなどが挙げられます。
これらは歯を失った部分を補うために、入れ歯や人工歯を被せる治療であり、原則外科治療は行いません。
一方、インプラントは人工歯根を埋め込むために、必ずメスによる切開などの外科治療を行う必要があります。
さらに顎の骨の量が足りない場合、骨造成という治療も行う必要があり、体力がなければこれらの治療を長時間受けることが難しくなります。
治療時間が長くなるから
治療時間が長くなることも、体力に自信がなければインプラント治療を受けられない理由の一つです。
インプラント治療の所要時間は、歯科医師の技術力や患者さんの状態によりますが、一般的には歯1本あたり30分程度です。
この間、患者さんは大きく口を開けている時間が長くなるため、体力を消耗します。
また骨造成を伴うインプラント治療の場合、一度の治療で1時間以上かかることもあります。
さらにインプラントを埋め込む本数は、必ずしも1本とは限りません。
埋入する数が多ければ多いほど、当然治療にかかる時間は長くなるため、体力がない方は最後まで耐えられないかもしれません。
通院回数が多いから
治療回数が多いことも、インプラント治療に体力が必要な理由です。
通常の虫歯治療の場合、軽度であれば1回で治療が終わることも考えられます。
一方インプラント治療は、初診から上部構造の装着までで約5~10回は歯科クリニックに通わなければいけません。
そのため、体力がない方は通院すること自体が大きな負担になります。
またインプラント治療は、上部構造を装着すれば終わりというわけではありません。
治療後も、数ヶ月に1回はメンテナンスに訪れる必要があるため、体力がない方はこちらも厳しくなります。
まとめ
インプラント治療は安全かつ高品質の素材が使用されますが、治療時は少なからず身体への負担がかかります。
また治療回数も多いため、体力に自信がない方は、なるべく自宅から通いやすい歯科クリニックを選びましょう。
さらに治療後のトラブルが発生し、再治療を行うリスクを軽減するために、メンテナンスやセルフケアも怠ってはいけません。