歯周病を患っている方は非常に多く、特に中高年に差し掛かるとそのリスクは極端に高くなります。
しかし“歯周病は怖い病気”という自覚がある方は少ないです。
また歯周病を発症している方は、そうでない方に比べて風邪を引きやすい傾向にあります。
今回はこちらの理由について解説します。
免疫力が下がる
歯周病を発症すると、免疫力が下がって風邪を引きやすくなる可能性があります。
歯がグラグラになったり、歯茎がブヨブヨになったりする歯周病の状態では、満足に食事が摂れないことも多いです。
特に、硬い食べ物は食べるのが難しくなります。
また歯周病で咬合力が落ちると、内臓の負担が増加して消化吸収が悪くなり、必要な栄養素が身体に行き渡らなくなります。
その結果、免疫力が低下し、身体が風邪のウイルスをやっつける働きも弱くなってしまいます。
口呼吸をしていることが多い
歯周病を発症している方の中には、普段口呼吸をしている方も多く、こちらは風邪のリスクが高まることにもつながります。
例えば慢性的な鼻炎がある方などは、無意識に口で呼吸しているケースが多いです。
実は口呼吸は歯周病のリスクファクター(危険因子)の一つであり、口内が乾燥して唾液の働きが弱まると、歯周病の原因となるプラークを洗い流せなくなります。
また口呼吸の方は、常に口が開いている状態のため、風邪などのウイルスを体内に取り込みやすい傾向にあります。
そのため、口呼吸が歯周病を招いている場合は、風邪で体調を崩す機会も多くなります。
体調管理に無頓着
歯周病を患っている方は、自身の体調管理に無頓着であるケースが多く、風邪を引くリスクも高まりやすいです。
歯周病は全身の健康と深く関連しているため、適度な運動や栄養バランスの良い食事、十分な睡眠やストレス解消などによって発症しにくくなります。
しかしすでに歯周病を発症している方は、これらの体調管理を適切に行っていないケースが多いです。
また風邪を予防するには、ウイルスに感染しないよう衛生面に注意し、抵抗力を高めることが大切です。
そのため、歯周病予防のときと同じく、体調管理に無頓着だと発症する可能性が高くなります。
まとめ
歯周病はさまざまな全身疾患のリスクがあることで知られていますが、それは風邪にも同じことが言えます。
風邪をこじらせてしまうと、気管支炎や肺炎、中耳炎などの合併症を引き起こす可能性があります。
また妊婦さんが風邪を引いた場合は、強い咳などの持続により、子宮収縮を招くことも考えられます。
そのため、歯周病とともに風邪の発症も防がなければいけません。